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カンタside
今回のパーティーにはAに来てもらった
みんな彼女とか兄妹にお願いしている人が多くて恥ずかしかったけど彼女はいないし、姉貴はアメリカだし、まぁAも兄妹みたいなものだろうと思っていた
当日にAのマンションまで迎えに行くとドレスを着たAがいた
タクシーの中で俺のスーツにAのドレスと同じ色のポケットチーフを入れてくれた
シンプルなスーツだったから少しでも明るくなるといいな・・・
渋滞で遅れてしまったのは予想外だった
「うわぁ〜、まじか、あと一時間はかかるよ」
と時計を見て確認する
「そう・・・、なら仮眠をとったら?また寝不足の顔してるよ」
「・・・・・・・。」
今日の動画のデータが飛んでしまうトラブルがあって家を出るぎりぎりまでパソコンをいじっていたから今日は寝ることができなかった
「着いたら起こしてあげるから、ねっ」
といって、膝を貸してくれた
「いや、、これは恥ずかしいんだけど」
というと、はいこれっ、といってハンカチを目の上にのせてくれた
視界が暗くなると今まで気を張っていたのが急になくなる
(眠かったんだな)
と自覚するころには落ちていた
いつもかわらないAのいい匂いに包まれながら眠りについた
会場に着いた頃にやっと目を覚ました
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作者名:みぃ | 作成日時:2017年12月20日 9時