不協和音 third

僕を倒してから行けよ ページ8

一回目のリハーサル。






今日は、振り付けのTAKAHIRO 先生や、








プロデューサーの秋元先生も、来ていた。








なかなかのメンツに、少し、緊張してしまう。









てち
｢もしかして、A、緊張してる？｣








最近は、何か吹っ切れたように、てちも、明るくなってきた。








自分が、表現したいことを、自由にできているからかもしれない。









A
｢ちょっとね...｣






てち
｢まだ、初めてのリハーサルだし、失敗してもいいんだから、







リラックス、リラックス。｣









A
｢そうだよね、｣








早速、前半を始める。







ちゃんと、アイドルスマイルで、









今泉と、小林のユニット曲では、生歌唱で、







ステージに二人の美声が響き、とてもきれいだった。








私が作詞した、『チューニング』も、歌ってくれた。









二人にしか、きずけない世界観で、








心地よかった。









後半前に、休憩が入る。









メンバーは思い思いに、おしゃべりしたり、









ダンスの、確認をしたり...









私は、お茶がなくなったので、自販機に買いにいくことにした。









自販機は、非常階段の手前にある。









滅多に使わない階段。









そこから、話し声が聞こえる。









これは...









TAKAHIRO先生と、秋元先生だ。

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