不協和音 third

一度妥協したら死んだも同然。 ページ6

寮に帰って、てちを含めた、私、てち、志田、渡邉の四人で、






構成を考える。






渡邉
｢ストーリー性が欲しい。｣







志田
｢うん。そうだねー。｣







A
｢今の、欅坂を忠実に表現したい。






今の、欅坂は、メンバーがそれぞれ、一つになれてない。





　

でも、それは、私たちのよさなのかもしれないなって。






でも、まだ、言いたいことを言えてるのは、








私たちと、今泉のグループだけ。








ゆっかーだって、言いたいことあるだろうし、






ゆっかー自身、キャプテンという立場が邪魔して、






もどかしい気持ちなんじゃないかな？｣








てち
｢じゃあ、メンバーが争っているー、からの、僕は嫌だは、どう？







不協和音が今の、欅坂を象徴する歌なんじゃないかな？｣









何となくだが、構成案がまとまった。









自分たちがやりたいことだけを、詰め込んだ。




できた構成案が、

『てちが、ギター掻き鳴らす
↓
てちソロ曲、自分の棺
↓
みんな汚れた布を持って出てくる。
(メンバー同士の争いを表現)
↓
自ら又は誰かと布をビリビリに引き裂く
(感情の、ぶつかり合い)
↓
白い粉を撒く(ここで、てちが着替える)
↓
てち登場
↓
胸を銃で撃たれる
(不協和音の、｢抹殺してから行けよ｣の再現)



(ここで自分が不協和音になってもいいから、主張するという意思を表示)



↓
血(糊)だらけで、その血が付いた右手で自分の顔に血をつける
↓
倒れ込む
↓
不協和音』






てち
｢ちょっと、反社会的になりすぎたかな？｣





渡邉
｢いいじゃん、やろうよ、






こんなアイドル、見たことない。







ライブが楽しみ！｣

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