不協和音 third

不協和音で、既成概念を壊せ ページ31

今泉と、分かり合えて、欅坂が、今、やっと、ひとつになれた気がした。






それから、他愛もない話をして、電話を切ろうとしたその時、







今泉
『待って、一つ、気になることがあるんだけど...』






そう言うと、写真が送られてきた。






Twitterのスクショのようだ。






『まじで、平手、許せない。




平手がセンターだから、欅坂は終わるんだ。






明日は、握手会があるから、待ってろよ...平手。』








A
『何これ？』






今泉
『ある、ファンのつぶやき。




クールな欅坂に反対みたい。







その、怒りの矛先がてちにいってる。






つぶやきだけで済むならいいんだけど、






握手会に、来るとなると...






過激で、ちょっと、怖いなって。







A、明日てちの隣のレーンでしょ。







ちょっと、気にかけてて。』








A
『うん..』






まさか、手荷物検査もあるし、物騒なことにはならないと思うけど、








少し、気になるな...







まぁ、今まで何もなかったし、大丈夫でしょ。









この読みが、甘かったなんて、








今の私には、全く知ることのないことだった。

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