不協和音 third

不協和音を僕は恐れたりしない ページ3

平野side





偶然って凄いものだ。





まさか、Aと会えるなんて...





心なしか、Aとの心の距離が近づいたような気がする。






でも、そんなに上手くいくはずなく、







マネージャーに、呼び出された。






平野
｢ごめん、これから、収録なんだ。｣







A
｢じゃあ、また、｣








平野
｢うん。じゃあね。｣








もう少し話していたいよ。







まぁ、次会えるのを、楽しみにしておくか...







楽屋に帰ると、海人と、廉が何かしていた。






平野
｢二人集まって、何してるの？｣








永瀬
｢欅坂の新曲の予約してるの。｣







平野
｢そんなの、テレビで、いくらでも聴けるじゃん｣







高橋
｢目的は、握手券。｣







平野
｢えっ、握手会行くの？｣








永瀬
｢お前は行きたくないのかよ？｣







平野
｢いや、もちろんいきたいよ、行きたいけど、







俺ら、一応ジャニーズだし...｣








高橋
｢そんなの、変装すら、OKっしょ。｣







確かに、海人の言う通り。






永瀬
｢よし、これで、モナに、会える‼｣






平野
｢って言うか、お前いつから、欅おたに、なってんだよ？






Nmb に、彼女いなかったっけ？｣









永瀬
｢ストーップ。志田愛佳への想いとは違うから、









志田はライクで...｣








高橋
｢しょうは、もちろん、Aだよね？｣








本当は、Aのところに行きたい。けど、









何か、いざいくとなったら、躊躇してしまう。








平野
｢ウーン。織田奈那にしよっかな？｣






織田のレーンと、Aのレーンは、近いって聞いたから、







織田奈那と、握手しながらも、








Aを見ていられるよね...








と言うことで、自分も、新曲の予約をしてしまった。







握手会は、夏にある









ちょうど、欅坂のワンマンライブの次の日。








楽しみがまた、一つ増えた。

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