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そして翌朝、始まった最終日の午前練。





最終日は午前で終わりだから少し気が楽だった。





黒尾「あっちぃなぁ今日も」



夜久「お前のせいでもっと暑くなるわ」



黒尾「なんでだよ」





Aはいつも通りマネ業をこなしていた。





赤葦「A、これ音駒の人のやつだと思うんだけど」



『ん、あ、京治』



赤葦「食堂に忘れ物だって、白福さんから伝言」



『わかった!ありがと!』



赤葦「うん、今日も頑張ろうね」



『頑張ろ!』





初戦、審判の梟谷。



赤葦がスマホをひとつ持ってAに話し掛けていた。





同い年にはあんな顔すんだなぁって思った。





俺の気のせいかもしれないけど、





俺に向ける笑顔よりもどこか無邪気に見える。





俺にしか向けない顔があるってことは、



同い年にしか向けない笑顔もあるってこと。





Aより1年早く生まれたことはもう変えられねぇし、



どうしようも出来ねぇ。





けどやっぱ、そーゆー顔されると少しキツい。





独り占めしたいのに、あんな顔されちゃ出来ない。





でもそこは割り切らなきゃいけないとこだよな。





なんて葛藤が繰り広げられる脳内。





やべぇ、ずっとAのこと考えてる。





自分の女だって分かった途端こうなっちまう癖どうにかしたいけど、



Aが可愛すぎるから無理もう治せない。





海「黒尾、次サーブ」



黒尾「あ、おう」



海「ボーッしてるよ」



黒尾「わりぃ」





バレーには持ち込まないって決めてんのに、





やっぱベンチにいると見ちまう。





しかも赤葦と話してるとか、どう頑張っても見ちゃうだろ。





黒尾「ふぅ…」





ひとつ深呼吸をして、サーブトスを上げる。





___ダダンッ





『ノータッチエース!!』





嬉しそうにこっちを見るAを見たら、





なんかもう同い年に向ける顔とかそんなんどうでも良く思えちゃうからすごい。





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オタク - クロいいですよね!私も好きです! (2021年2月14日 23時) (レス) id: 66de9d263b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.  
作成日時:2020年4月17日 12時

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