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昼過ぎに宮城到着、
そしてコンビニで昼飯を買って、相手校で食わせてもらえることになった。
『黒尾先輩それしか食べないんですか?』
菓子パンを持ちながら、
俺のおにぎりを見て言うA。
黒尾「試合前にあんま食いたくねぇんだよ」
『痩せちゃいますよ』
黒尾「逆にAはプニプニになっちまうぞ?」
『嫌いです黒尾先輩』
黒尾「あぁそう」
『…嘘です大好きです』
黒尾「可愛い奴、」
自分でも最近よく分からない。
俺たち、どういう関係?
夜久「おい黒尾テメェ後輩にあんまちょっかい出してんじゃねぇぞ」
灰羽「黒尾さん、Aさんへの愛の告白はいつですか!」
『待って待って待ってリエーフ待っていきなりすぎない?』
明らかに動揺する姿が可愛い。
黒尾「リエーフには言わねぇよばーか」
海「ほら、すぐムキになって」
孤爪「大丈夫きっとクロは付き合ったらベタベタだからすぐ分かる」
犬岡「今よりベタベタなんすか!?」
孤爪「前の彼女にはそうだったけど…」
なんて爆弾を落とす研磨。
でも、
A嫉妬してくれねーかな、
なんつってな。
『前に彼女さんいたのいつですか?』
黒尾「高1かな」
『へぇ〜』
黒尾「なにその顔」
『別になんでもないです』
嫉妬してんじゃん。
押し倒したくなるくらい、
それくらい可愛い。
灰羽「Aさんは元カレとかどーなんすか?」
『いたことはいたけど…』
夜久「それ俺も聞きたいかも!」
犬岡「俺もっす!!」
『えっと、何をどこから話せば…?』
興味が無いと言ったら嘘になる。
けど、聞たいと言っても嘘になる。
夜久「最後にいたのいつ?」
『私は入学前くらいですかね』
黒尾「え、最近じゃん」
『黒尾先輩だってそこそこ最近じゃないですか』
黒尾「まぁそうだけど」
ちょっと不貞腐れたような顔をして言った。
灰羽「どこまでやったんすか!!」
『い、言い方…!』
え、まさか、終えてる?
灰羽「もう全部無いんすか!!?」
『無いってなに?!』
天然っつーか、なんつーか。
まぁリエーフの言い方も悪ぃな。
黒尾「卒業したかしてないかっつー話だよ」
『し、してないです…!///』
一々恥ずかしがるこの生き物は、
果たしてリエーフと同じ人類なのか。
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オタク - クロいいですよね!私も好きです! (2021年2月14日 23時) (レス) id: 66de9d263b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2020年4月17日 12時