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#8 ページ8







「クロ、誰にでも思わせぶりなこと出来るほど器用じゃないと思うよ」





研磨の言葉が頭の中をグルグル回って授業が頭に入らなかった。





じゃあなに、



本当に私のこと好きなの?





でも黒尾先輩だって、私が好きって分かってるはず。





分かってて黒尾先輩はあんなこと言うからズルい。





そんなん、顔赤くなっちゃうに決まってる。





灰羽「あ!Aさーん!!」





渡り廊下で後ろから大声で叫ぶリエーフ。





『うわっ!びっくりしたリエーフか』



灰羽「どうしたんですかそんな怖い顔して!黒尾さんと喧嘩したんですか!?」





なんて冗談半分で言ってくるリエーフ。





『うるさいわ笑』



灰羽「でも結婚式は呼んでくださいね!?」



『ちょっと待ってまず付き合ってないし!』



灰羽「え!まだ付き合ってないんですか!?」





こういうドストレートな言葉が心に響くから怖い。





黒尾「誰が付き合ってないって?」





私の頭に乗せられた黒尾先輩の手。





灰羽「うわ!黒尾さん!」



黒尾「うわって何だようわって!」





やばい、





なんか朝のことがあってから目が合わせられない。





恥ずかしい。





『じゃ、じゃあ私準備してきますのでっ!』



黒尾「ちょ、おい!」





そう言ってその場から逃げた。





リエーフが「やっぱ喧嘩したんですか?」なんて先輩に言ってる声が聞こえた。





___バンッ


勢いよく部室のドアを明ける。





夜久「うわ!どうしたお前!」



『夜久先輩!黒尾先輩どうにかして下さい!』



夜久「はぁ!?」



海「はは、黒尾はまたAに何かしたんじゃない?」



夜久「まぁそんなことだろうと思ったけどよ」



海「とりあえずAは準備行っておいで、俺たち着替えるから」



『あ、はい!』





カバンを置き、




ボトルとドリンクの粉、ビブスを持って私は部室を再び出た。





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オタク - クロいいですよね!私も好きです! (2021年2月14日 23時) (レス) id: 66de9d263b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.  
作成日時:2020年4月17日 12時

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