多分、明日も告れない｡【宮治】

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静かな教室に響いたせいで、俺は一瞬で注目の的。









「お、宮やるか？」







「やらへんわ！面倒く…」







「Aとだよ？」







「うぅ、」









面倒臭いんはごめんや。









部活の時間が減るんはもっとごめんや。









けど、







Aと2人で…？









いやいやいやいや、









2人きりの時間なんか作ろうと思えば…。









ああ、どないしよ。









迷いながらAの方をふと見ると、







俺の大好きな寝顔で寝とった。









そんな可愛い顔見たら、









「…やる。」









しかないやろ。









「ようやった角名！！」









けどその代わりに、









「え、けどやっぱ治くんってAのこと…！」







「あ、ごめん治。」







「1ヶ月は根に持つ。」









クラス全員にAが好きやってバレた。









角名のせいで。









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