多分、明日も告れない｡【宮治】

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部員から「今や！告(い)え！」と言わんばかりの目が治に向いて、







治はその圧に耐えかねて言った。









「お、俺もツムとA天秤に乗せたら100パーAやわ。」







「なんっでやねん！！！」









尾白さんの鋭いツッコミが関西人を感じさせる。









「ぶはっ、天秤に乗せる人違うやろ。」







「せやって俺Aのこと好きやもん。」









おっと、







これはいいんじゃない？









部員も「そのまま押せ！」と圧をかける。









「おん、それで？」









Aも分かってるから少し引き出そうとしてるけど、







多分治は気付いてないんだろうな。









「それで？…んー、あ、」









脱線するなよ。









「ツムよりAの方がモテると思う！」









アホだ。









本物のアホだ。









「ちゃうやろ治！！ほんっまに何なん！こっちがもどかしい！！」







「くぅぅ、治手強いわぁ〜。」









Aもそんなことを言って。









神様。









これでもまだAが気付いてないと思ってる治の脳内変換は、







どうなっているのでしょうか。









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