多分、明日も告れない｡【宮治】

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部活に途中参加して30分くらいやったやろか。









＿ｷｭｯｷｭｯ…









＿ﾀﾞﾀﾞﾝｯ









「サム…？」









エンドラインを大幅に超えたスパイクと、









床に着いた手。









自分に何が起こったか分かった時には、







もうAが俺の隣に駆け寄って来とった。









「A、俺…、」







「大丈夫や。」









ジンジンと痛む膝に、Aが持ってきてくれた氷嚢(ひょうのう)が乗る。









「冷たっ…、」







「歩ける？」







「ん、」









Aの肩を借りて、何とかベンチまで歩く。









「いつから痛いん？」







「いや、さっき突然…、」







「それは危ないな。今から整骨院行き。6時前やしまだ間に合う。」







「っ…、」







「1人で歩けるん？」







「…んー、」









自分の膝は情けない程に熱くて、









見たくないほど腫れてきとる。









「こーゆーときは心細いもんな。うちが一緒に行こか？」







「…おん。」









あーあ、









俺カッコ悪。









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