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治「なんや今日は遅かってんな」
サムがおにぎりを片手に持ってリビングから顔を出した。
侑「まぁな」
治「どうせAさんのクラスでも行っとったんやろ」
侑「そんなところや」
サムを軽くかわしながら2階の自分の部屋に入る。
侑「はぁ〜」
ベッドにダイブし、
顔を枕に埋める。
Aさん、今日優しかったなぁ。
にしても名前呼ばれるっちゅうことがあないに嬉しいとは思わなんだ。
北さん、羨ましいなぁ。
べっぴんさんが尻尾振ってくれとんねんで?
まぁ、Aさんの良さは顔だけやないけど。
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1人になると頭によぎるのはAさんのあの綺麗で可愛ええ笑顔。
せやけどAさんもあんな風に泣くんやな。
いっつもいっつもわろてて、
強くて凛々しい女性でおって…
あ、せやけどそれは俺に心を開いてくれたっちゅうことか?
ま、何にせよ結局Aさんは北さんが好きやねんな。
あくまで俺はAさんから見たらただの後輩で、
あ、生意気な後輩かも分からへん、笑
俺はAさんの恋を応援する立場。
___惚れてもうたら、ダメなんやって。___
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せやけど
Aさんとおる時間が楽しいって思ってまうのも、
わざわざ会いに行きたい思うのも、
自分ではもうこれが何ちゅう感情か分かっとんねん。
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はよ諦めてくれへんかな、北さんのこと。
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ほなら堂々と奪えるのに、な。
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mi…(プロフ) - 湊さん» ご指摘ありがとうございます!!直しておきます!! (2020年3月31日 17時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - すごい面白かったです!あと、角名君は関西弁じゃなかったかと… (2020年3月31日 16時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2020年3月14日 2時