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*
俺の国体もあと1ヶ月後くらいに迫ったその日。
侑「文化祭や!!」
治「朝からやかましいねん!」
侑「Aさんのダンス見れるんやで!?」
1番最初の公演と1番最後の公演にAさんは出るらしい。
ダンス部人数多いから、1日4回ある公演全部バラバラのグループ言うてたな。
朝からハイテンションでクラTに着替え、学校に向かう。
『あ、侑やないか』
侑「あ!Aさん!朝から会うなんて運命とちゃう?」
『絶好調やな』
侑「せやAさん、明日の放課後は片付けやし、今日の文化祭終わったあと久々放課後デートせん?」
『なんや、ええよ笑』
ほんのちょっぴり、嬉しそうな笑顔やった。
侑「おおきに!ほなまた迎えいくで!」
『久々やな、それ聞くんも』
侑「俺も久々言うたわ」
なんて笑い合った朝。
『ほな、またな』
侑「おん!」
スキップしながら自分の教室へ向かう。
「おーおーおー侑えらいご機嫌やな」
侑「朝からAさんに会うたんや!」
「そないなことやろと思ったわ」
俺がAさんのこと好きや言うことも、
最初に比べたら広まって、
さらに本気だと信じるようになった。
Aさんに手を出す女もおらへんし、
悪口を言う女もおらへん。
俺の好きな女やからな?
なんちゃって。
Aさん綺麗すぎて手ぇ出せへんのやろ。
侑「今日Aさんの公演見に行くんやけど、センターらしくてなぁ、楽しみや!」
「えやっぱセンターなん!?」
侑「ダンス部の子が言うとったらしいで!」
「ほんまか!さすがやな!」
「うちのダンス部でセンターは将来有望や」
Aさん、可愛ええんやろなぁ。
___ピンポンパンポーン
「これより稲荷崎高校文化祭を開会します。合わせて、8時45分より一般入場が開始致します。」
放送が鳴る。
稲荷崎の文化祭は、開会式放送で、閉会式だけ体育館集合。
まぁテンション上がっとる中で開会式やって収集つかへんようになっても困るしな。
「侑、Aさんの公演何時からなん?」
侑「9時や!」
「お〜すぐやな!」
時刻は8時半。
角名たちが俺のクラスまで来てくれる言うてたけど、忘れてへんかな。
なんて思いながらクラスの準備を手伝うた。
*
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mi…(プロフ) - 湊さん» ご指摘ありがとうございます!!直しておきます!! (2020年3月31日 17時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - すごい面白かったです!あと、角名君は関西弁じゃなかったかと… (2020年3月31日 16時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2020年3月14日 2時