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じゅう ページ11

そんなこんなで学校は終わり、今は蘭と園子と帰っている。




「今日は大変だったね〜皆に昨日の話聞かれたし!」




「そうねえ。まっキッド様のことが気になるのは仕方ないわよね!」




きゃいきゃいと二人が話しているが、私の意識は違うところにあった。




「A?どうしたの、ぼーっとして。」




どうやらずっと黙っていたらしい。




蘭が心配してくれた。




『ああ、なんでもないよ。それより、私今日はこっちから帰るの。』




心配かけちゃだめだ。不安にさせちゃだめ。




「そうなの?じゃあまた明日ね!」




「またねー!」




『うん、ばいばい。』




二人と分かれ、違う道を一人で歩く。





……間違いない、確かにつけられている。




少し後ろを見てみると、四十代後半だろうか。




中年の男がいた。




あいつで間違いないな。




………よし。




私は全速力で走り出した。




この道を曲がって、左に行けば撒けるはず…!?




辿り着いたのは行き止まりだった。




慌てて後ろを見ると、私を追いかけて走ってきたのか、さっきの男がいた。




「…残念だったねえ、今ここは工事中で通れないんだよ。」




気持ち悪い。




「走ったのは僕を撒くためだろう?どうして逃げるんだ、僕は君が好きなだけなんだ。」




近づかないで吐き気がする。




「さあ、僕と一緒に帰ろう?」




男が私の手を取ろうとする。




お願い嫌だ触らないで……!




思わず目を瞑ったその時。




「お困りですか、お嬢さん。」




ふわりと目の前に降り立ったのは。





『…キッド、?』




なんで、どうして、




尋ねたいことはいっぱいあるけど、




『お願い、助けて…!』




「ええ、もちろん。」

じゅういち→←きゅう



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なっちー(プロフ) - あさん» 頑張って下さい!応援してます! (2020年4月25日 16時) (レス) id: 93f1e472f5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なっちーさん» ありがとうございます( ; ; )完結まで頑張ります! (2020年4月25日 16時) (レス) id: c8889330e2 (このIDを非表示/違反報告)
なっちー(プロフ) - この話し面白いです!夢主ちゃんとコナンくんの会話が面白くて笑いがw 更新頑張ってください! (2020年4月25日 13時) (レス) id: 93f1e472f5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ケイト・アーレントさん» ようやく出来ましたありがとうございます!! (2020年4月23日 13時) (レス) id: c8889330e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シーナさん» 返信遅くなりすみません!!ありがとうございます! (2020年4月23日 13時) (レス) id: c8889330e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:6530 | 作成日時:2019年5月12日 20時

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