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迷った。 ページ2

「……ここはどこだ?」
「なんだかやけに明るくて涼しい快適な森だな。」

俺は今、単刀直入に言うと森の中で迷子になっている。

まぁ、別に俺には帰る場所も無いし、暖かく迎えてくれる人間もいない。
だから、こんなところで倒れる、いや、極端に言うと死んでしまっても世界は変わらない。

だから、とぼとぼと歩いている。
もう何があってもいいや。


そんなことを思いつつ歩き続けて15分、
気付けば目の前には大きな館があった。
そこの門には門番であろう二人の人間の姿をした者がいる。
見る限りどちらも男だ。
すると、身長が小さく、髪や服が白い男の子が
俺に気付いたのか、俺を指差して何か喋っている。

俺、もしやコイツ等に食われんのか?
でも、何故か体は館のほうへ進んでいく。

館へ進んでしまう理由がわかった。
後ろには俺よりも30cmぐらい小さく、
可愛らしい男の子がいた。
その子に俺は押されていた。だから進んでしまうのだ。
この子力あるな、

あれ?でも、館へ向かうということは、

たぶん俺を食ったり酷い目に合わすんだ。

「ちょ、え、待てよ!?」
「うわぁあああ?!?」

俺の反抗も虚しく、館の前まで来てしまった。
男の子は満足げに館へ戻っていく。
その子は後ろにイルカの尻尾が付いていた。


やっぱりこの子達は人間じゃない!

俺は食べられるんだ!

酷い目に合わされるんだ!

人生終わった。

終わった。

終わった____


__しかし、俺の予想とは反して、
「ようこそ、ロセア荘へ!」
という元気で、明るい声が森に響いた。
生えている草もサワサワと揺れる。

俺を歓迎しているのか?
いや、あえて歓迎しようとしているように見せかけて食うのかもしれない。
でも、あの笑顔には裏が無い。
でも、でも……

俺はどうなってしまうのだろうか?

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いちごもちが食べたいので買いに行くと雨だった(プロフ) - カフェオレ(あゆさん» 更新ぼちぼち頑張ります~! (2018年5月10日 19時) (レス) id: beab351b38 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ(あゆ - くっそヤバイ。1話目(?)から面白い!!続きを末長く待ってます。頑張って!! (2018年5月10日 15時) (レス) id: 97360b207b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご/ぶろっこりー | 作成日時:2018年3月30日 21時

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