撮影 ページ7
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岩本「A、起きれる？」
A「…照？」
岩本「うん、体調どう？」
どうやら眠っていたらしい私は照の声によって目が覚める。
薬をのんだおかげか寝る前よりだいぶ良い。
A「うん。大丈夫そう。」
岩本「良かった。そろそろ出番だから着替えておいで。」
A「わかった。」
照に促されて着替え部屋へと移動する。
スタイリストさんやメイクさんに支度をしてもらい、スタジオに入るとメンバー全員がいた。
佐久間「A大丈夫？」
ラウ「Aちゃん大丈夫？」
A「もう大丈夫。本当にご迷惑をおかけしました。」
メンバーやスタッフさんに謝罪をしてカメラ前へと移動した。
お洒落なセットの中でいつも通り撮影をこなす。
目黒「いつも通りっぽくて良かった。」
ラウ「ほんとに！良かった〜！」
宮舘「俺のおかげかな？」
向井「舘さん何かした？」
渡辺「いや、俺の薬のおかげだな。」
深澤「いや、俺の愛が届いたんだよ。」
阿部「ふっかうざい。」
佐久間「いや、俺のっ！！」
岩本「佐久間音量！！うるさい！！」
カメラの向こう側にはメンバー全員が揃っていてワチャワチャする声が聞こえてくる。
ほんとSnow Manって仲いいなぁ。
スタッフ「幸村さんのソロカット以上です！最後は全員で行きまーす。」
スタッフさんの声がけで全員がこちらにやってくる。
スタッフ「では左から背の順でお願いします！」
佐久間「出たよ！！背の順！！！」
岩本「佐久間じゃあな！」
佐久間「いいよ！俺の左にはまだいるからな！！」
A「あの、」
スタッフ「どうしました？」
A「今日ヒール履いてるので佐久間くんより背が高いんですが、どうしましょうか？」
私の一言でメンバーから爆笑が起きる。
同時にさっくんは何か叫んで膝から崩れ落ちて行った。
いつもだったら私が一番左だけど、今日に限ってはこのままだと綺麗な背の順にならない。
ヒール脱いだ方がいいかな。
真剣に考えているとスタッフさんが違う靴を持って来てくれた。
スタッフ「幸村さんの準備出来たので再開しまーす！」
私はいつも通り一番左へと移動する。
するとさっくんに思いっきり抱きしめられた。
A「えっ！？」
佐久間「さっきの仕返し！！俺のこと笑ったから！！！」
A「私は笑ってないのに。」
理不尽な理由だけどさっくんが笑顔だからいいか。
最初のだるさは嘘のように楽しく仕事を終えることができた。
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作者名：迷子のフクロウ | 作成日時：2022年12月17日 20時
