ホテル(2) ページ35
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岩本「え?康二の部屋行こうとしてるの?」
A「え、うん。」
岩本「その姿で?」
A「え?」
その姿と言われ自分の姿を見るが変なところはない。
康二の部屋に行くからパジャマじゃなくてジャージ着てるし、長袖長ズボンで風邪引かないようにしてるし、あ、ダサイってことかな?
A「Snow Manなんだからもうちょっとちゃんとした格好じゃないとだよね。」
でも翔太は年中サンダルなんだけどな。
う〜んと自分の格好を見ていると目の前に照が立っていた。
無言で立たれると圧がすごい。
そう思ったが照はしゃがんで私と目線を合わせてくれる。
岩本「お風呂上がりでしょ?」
A「え、うん。」
唐突な質問に答える。
お風呂上りだし、スッピンだし。あ、スッピンがまずかったか。
A「ごめん。ちゃんとしなきゃなのに。」
岩本「違う!そんな姿で行かないでって言ってるの!」
A「え?」
予想外の返答に驚く。
さっきまでの圧はなく、今はまるで子犬のような照が目の前にいる。
岩本「嫌だから。そんな無防備な姿を他の男に見られるのが。」
A「でもメンバーだよ?もうこんな姿見慣れてるよ。」
ジュニアの時なんてメイクもしてなかったし。
仕事前にスッピンで会うことも普通にあるし。
岩本「あーもう!」
少し怒った様子で声を出す照に思わず肩がびくつく。
子犬の表情から一変、完全に雄の表情に変わっていく。
岩本「髪も濡れたままで、こんな無防備で、今から男の部屋行くんでしょ?」
A「康二だけじゃないし。」
岩本「でも今は俺と二人っきりじゃん。」
(名前「そうだけど…。でも照はそんなことしないじゃん。」
岩本「そんなことって、どんなこと?」
照の質問に顔が赤くなる。
照の問いかけにやましい事を考えてしまった。
そんな自分に恥ずかしい気持ちでいっぱいになり黙ってしまう。
岩本「Aが康二やふっかたちと普通より仲良いの知ってる。だから、ただのメンバーでいたかった。」
A「…照?」
岩本「嫉妬したくないから。メンバー間で仲悪くなりたくないし。でも、もう無理。」
A「ちょっ!」
照に頭を押さえられキスをされた。
深い口づけに抵抗するものの照の前では無力に等しい。
激しい口づけの中、息を吸う事でいっぱいいっぱいだった。
渡辺「Aいる〜?そこでマネージャーから鍵貰ったんだけど〜。」
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作者名:迷子のフクロウ | 作成日時:2022年12月17日 20時