夜ごはん ページ16
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岩本「ライブ初日お疲れ様でしたーーー！！！」
全員「「「お疲れ様でしたーーー！！！！」」」
今日はライブツアーの初日。
歌も踊りも全力で全て出し切った最高の瞬間だった。
そんなライブが終わってメンバーやスタッフが集まってみんなでお祝いをしている。
このご時世大人数で外に打ち上げも行けないので、せめてもとライブ会場の裏でジュース片手に乾杯。
メンバーとスタッフ間のディスタンスを保ちつつも楽しいプチ打ち上げが始まった。
向井「ねぇAちゃん、この後ホテル戻る前にご飯行かへん？俺とふっかさんとしょっぴーで！」
A「ごめん。今日は先約があるの。」
向井「え！？誰！？」
A「内緒。」
プチ打ち上げが終わった後、私はみんなに気付かれないようスーッとライブ会場を後にした。
タクシーで向かった先はホテルのすぐ近くの個室居酒屋。
中に入って名前を伝えると席に案内された。
A「お待たせ。」
正門「うわ〜！Aちゃんにやっと会えた！」
私の先約はＡぇ！groupの正門良規くん。
正門くんはドラマで共演してから一気に仲良くなった。
「大阪来たときは絶対ご飯行こう！！」と前々から言われていたので今回やっと実現した。
正門「もう俺、Aちゃんにずっと会いたかったんやで！」
A「ふふ、ありがと。」
正門くんはドラマの時に弟役だったから今もその延長線上のように弟みたいな可愛い存在。
ラウールとはまた違う可愛さがある。
正門「でもな、今日初日やん？」
A「うん。」
正門「初日の夜に俺とご飯行っててええの？皆さんは？」
A「正門くんとの約束ずっと果たせてなかったし、さっきまでみんなで打ち上げしてたし大丈夫だよ。」
正門「ほんま？」
A「ほんまほんま。」
あっという間に時間が過ぎ、お開きすることにした。
正門「ホテルこの近くやんな？送ってく？」
A「すぐそこだから大丈夫だよ。正門くんも帰れる？」
正門「いや、子供やないんやから！」
A「ふふ。」
正門「あ！今日のこと康二くんには内緒やで！」
A「なんで？」
正門「だって康二くん絶対うるさいもん！！」
A「わかったよ。」
確かに康二に言ったら「なんで誘ってくれへんの！？」って騒がれそうだから内緒にしとこう。
ホテルに入ってマネージャーさんに聞いていた部屋に向かうとドアの前にある人物がいた。
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作者名：迷子のフクロウ | 作成日時：2022年12月17日 20時
