私の仲間 ページ1
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Snow Man
それは今大人気の10人組グループである。
岩本「以上！」
全員「「「スノーマンでしたー！！！」」」
監督「ＯＫでーす！」
撮影を終え全員がロケバスへと戻って行く。
炎天下の中の撮影だったので、みんな熱い熱いと騒いでいる。
中には上半身裸になりながらロケバスに乗り込む者もいる。
私もロケバスへと乗り込んだ。
向井「Aちゃんここ空いてるで！！」
A「いい。」
佐久間「なら佐久間さんの隣はどう？」
A「いい。」
深澤「Aちゃん、」
A「NO。」
そう言って私は隣に誰も座っていない座席に座った。
13歳でジャニーズ事務所に入社した私は周りに厳しく厳しく育てられた。
女だからダンスについていけない。
女だからグループに入れない。
女だけど着替える場所は一緒でいいよね。
女なのになんでジャニーズなの。
たくさんの理不尽を積み上げられた結果、私は誰にも甘えられない一匹狼のような存在になっていた。
それでもジャニーズを辞めなかったのはジャニーさんのため。
ジャニーさんだけが真っ暗闇の中にいた私に手を差し伸べてくれたから。
阿部「A、着いたよ。」
A「ん、阿部ちゃんおはよう。」
阿部「うん、おはよう。行こっか。」
阿部ちゃんの言葉によって夢の中から目が覚める。
皆と同じように私も自分の荷物を持ち本社へと戻って行く。
デビューする少し前に私専用の更衣室が出来た。
そこに入り着替えを行う。
更衣室が出来る前は皆と一緒に着替えてたから今更更衣室なんていらないのに。
そう言ったら皆に怒られるので黙っておく。
私専用の更衣室を作って欲しいと言ってくれたのはメンバーだ。
タッキーに直談判してようやく出来た部屋。
Snow Manに入ってからも孤独は消えなかったけど、この直談判がきっかけで少しずつ皆に心を開けるようになった。
口ではうまく言えないけど、本当はもうずっと前から大事な仲間。
向井「Aちゃ〜ん、もう着替えた〜？」
A「もう出れるよ。」
荷物を持ってドアを開けると康二が笑顔で立っていた。
向井「あっちでさっくんとふっかさんも待ってるで行こ〜！」
A「行こう。」
これから4人で打ち上げ。
プライベートでも一緒なんだから、なんだかんだ皆の事が大好きなんだよね。
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作者名：迷子のフクロウ | 作成日時：2022年12月17日 20時
