インスタライブ ページ24
.
今日はとてつもなくソワソワしている。
なんならさっきのライブよりソワソワしているかもしれない。
だって人生初のインスタライブだから。
宮舘「そんなに緊張しなくていいよ。」
A「…わかる?」
宮舘「わかるよ。手が少し震えてるからね。」
そう言って隣に座る舘様が優しく私の手を取る。
それを見つけた佐久間セコムが声を荒げたのですぐにその手は離された。
岩本「始まるよ!」
スタッフ「行きま〜す!」
スタッフさんがスタートの合図をする。
みんな手はず通り気づいてないふりをしているのだが、あざとい阿部ちゃんだけ手を振っているので便乗して私もカメラにお手振り。
ライブは楽しくていつの間にか緊張も解けていた。
後半でふっかさんから前後入れ替わろうと提案が出たので私も立ち上がり一旦フレーム外にはける。
翔太が前に引きずられるくだりがあり、つい笑ってしまう。
その後舘様がフレーム内に戻ったので私もついていこうとしたらフレーム外に来ためめに腕を掴まれる。
目黒「横来て。」
A「え?私後ろでいいよ?」
目黒「やだ。横来て。」
小さい声でいきなり甘えてくるめめに内心かなりビックリした。
他のメンバーは翔太に注目していてどうやら気づいていない。
めめに背中を押されるので戸惑いながらも従った。
ラウ「わ!Aちゃん横!」
ラウールは素直に喜んでくれて嬉しいのだが、めめのさっきの言動のせいでうまく表情を作れているのかわからない。
しかもさっきと違ってラウにもめめにも密着され狭い。
チラッとめめを見ると目が合ってニヤッとされた。
佐久間「待って!Aとめめがイチャイチャしてるって来てる!!」
渡辺「えぇっ!?」
A「してません。」
目黒「してます。」
まさかのめめのボケに次はわざと睨みながら見るがなぜか笑われる。
目黒「全然怖くない!」
A「もう。」
ラウ「ねぇ!コメント凄い来てる!」
そう言ってラウールが画面を見せてくれる。
コメントは私とめめのやりとりに大いに沸いていた。
嬉しいような恥ずかしいような気持ちで思わず手で顔を覆う。
渡辺「やば!何照れてんの!」
A「翔太うるさい。」
阿部「Aが照れてるのめっちゃレア!」
最後の最後までインスタライブは盛り上がり、私としてもすごく楽しい時間を過ごすことができた。
1568人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:迷子のフクロウ | 作成日時:2022年12月17日 20時