死 ページ33
歩き回る、と言ってもプリステラに住んで結構経つのだ。多分全ての場所に行ったことがあると言ってもいい。
「うーん。商会久々に顔だして、雑務でもしようかなぁ」
最近が忙しすぎただけではあるけど、何も無いと本当に暇だ。
こう考えると、スバルはきっと私とは正反対の生活をしてきたんだろうなとしみじみ思う。
死なんて異世界ライフで無縁だった。私は本気で死ぬかもしれないと思ったことは無い。 よくあんなに元気で居られるなとも思う。
「まあ色々あってここまで来たんだろうけど…____ってあれ、ユリウスさん…？」
プリステラの中では小さな公園に、ユリウスさんがいた。
これは話しかけても良いのだろうか。まあ話しかけるけど。
「ユリウスさん！休憩ですか？」
「ああ、あなたさん。少し風に当たろうとしていた限りだよ。君も休憩なのか？」
「はい！！！あの、お隣座ってもいいですか？」
「勿論」
ああ、幸せ。ユリウスさんに出会えて、異世界来て幸せだ。本当に誰か知らないけど感謝したい。
「それにしてもここは景色が綺麗だね。」
「のどかですよね、小さな公園だけどその良さが最大限に引き出されていて、私はここ上位に入るくらい好きです！ユリウスさんはプリステラでお気に入りの場所とかありますか？」
「私は_____
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
途切れた。何故途切れた？
途切れたという問題ではない。私は何故、立っているんだ。なぜ、公園に居ないのだろうか。
「まさか巻き戻ったとかいう冗談じゃないよね？」
何を、すればいい。スバルが死んだ。何故？この安全なプリステラで死んだ。事故かもしれない。でも、もしあの魔女教だったら？
「とりあえずどこにいるか聞かなきゃ…何かしないと…何か！なにか役に立つ事を」
頭がぐちゃぐちゃだ。だってあんなに平和だったのに。幸せだったのに。何故スバルが死ぬのだろう。
「ユリウスさん！あの、突然すみませんスバルどこに行きましたか？」
「あなたさんか。期待に添えず申し訳ないがスバルはエミリア様やベアトリス様と出かけた、という事しか知らないんだ____そんなに慌てて何か問題が？」
「エミリアさんとベアトリスさん…わ、分かりました！ありがとうございます！」
あの二人は生きているのだろうか。ループしたから今は生きてる。でもまた死ぬのか？何故？
本当は怖い。巻き込まれたくない。でも、見過ごせるわけがない。
大切な人が死んでるんだ。私なりにできることを探すんだ。
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ゆめか(プロフ) - リリィなモモさん» コメント気づきませんでした(ToT)ありがとうございます！ゆっくりですが更新お待ちください！ (2022年5月25日 13時) (
レス) id: 4e65cc4844 (このIDを非表示/違反報告)
リリィなモモ(プロフ) - 更新待ってました〜！ (2022年5月22日 13時) (レス) id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)
リリィなモモ(プロフ) - 面白いです！ (2022年5月17日 2時) (レス) @page16 id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふるてぁ(プロフ) - みかんじゅ〜すさん» ありがとうございます！ 転生場所を変える工夫がコメ主さんに響いて良かったです！ (2021年7月17日 18時) (レス) id: 6cf9aca7da (このIDを非表示/違反報告)
みかんじゅ〜す(プロフ) - おぉ、おお！！めっちゃ好きです！(((こういう一緒に転生してきた系の小説だとスバル達と一緒のことが多いので、新しい感じです！！(？) (2021年7月9日 16時) (レス) id: 30ce22080f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめか | 作成日時：2021年6月15日 19時
