主人公と一緒に転生した女

気持ち ページ26

もうユリウスさんが来た。私は何分ここに突っ立っていた？なんだか足が疲れているような気がする。


「あの、大丈夫ですか？少し顔色が「だ、大丈夫！大丈夫です！さっき色々情報量が多くて頭パンクしてただけで...」

「ふ。なら良かった。良ければ庭辺りに行きましょう。あそこは空気が美味しかったはずですが合ってますか？」

「はい！緑の透き通った匂い？みたいな感じですよね！私もあの空気好きです！」


＿＿＿＿＿＿

「まず、これまで色々あった事をお話しようかと思ったのですが、ひとついいですか？」

「は、はい！」

さっきの事だろうか。縁側のような所へ移動し、本当に2人きりとなった。どうしよう。

「さっきの、アナスタシア様の発言についてなのですが。覚えていますでしょうか。貴方を大好きと発言されたのですが、あれは、その友としての好きという意味と解釈して頂けると」

「私もそのつもりでいます！全然、恋愛とかの方ではないと思って、思っていましたし！泣」


はい、浮かれてました！そりゃそうだよ。よく考えてみて。今会ってまだ二回目。

そんな騎士様と一般モブ異世界転生者が付き合うわけない。現実見ろ！という事だ。


ちょっと悲しいけど。


「...それは良かった。後もう1つなのですが。スバルとはどこで知り合ったのですか？」

「え、スバル？スバルは本当に小さい頃ですね！今日は久々にあって色々変わっててびっくりしちゃいました！
あの時はまだ声変わり途中だったり、背がもう少し低かったかなぁ？性格はあのまんまって感じです」

「ほう。幼いスバルか。あまり想像できないが...。あなたさんの幼い頃は何となく、分かります。」

「え！？わかるんですか！？何故！？」

「分かる理由は何となく、と言ったらダメでしょうか。貴方の幼少期を想像したおかげでスバルの幼少期も何となく想像できました。」


今頃私は鼻血ダバダバだろう。天を仰がないといけない状況なんだろうな。


私もしかして異世界転生して顔補正されてるのかな？

死に戻り→←違い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す