イケメン怖い ページ5
安吾と呼ばれたその男は、黒縁の眼鏡をかけていていかにも気難しそうな風貌をしていた。
安吾「簡潔に説明すると、貴方の異能が強力すぎるからです。
異能……《鳳仙花》は、使いようによっては史上最悪の異能力となり得ます」
たしかに彼の言う通り、《鳳仙花》はとても危険な異能力だ。
私に少しでもその気があれば、大量殺人さえもできるだろう。
安吾「そこで、貴女を組織の監視下に置くべきだという意見が出ました。
よって、異能特務課は貴女を追っています。
探偵社やマフィアの方々も同じ意見なのでは?」
太宰「そうだね、ウチに入社すれば社長の力で異能力の制御ができるし。
現に、敦くんは社長の恩恵を受けているからね」
中也「…テメェの異能力が他の組織に飲み込まれる前にウチの戦力にするっつーのが首領のお考えだ」
『私は異能力で何かしようなんて少しも考えてませんよ?』
太宰「それでも、だよ。それだけキミの異能は組織にとって脅威なのさ。
というわけで!ウチにおいで、伊織ちゃん。
ついでに心中でもどうだい?」
敦「ちょ、太宰さんっ!?」
中也「おいおい、抜け駆けかァ?
そんな木偶のとこよりウチに来いよ。
じゃねぇと一生追われる身だぜ?」
『心中も入社もお断りです!』
私はこれでも普通の女子高生だ。
異能力が有るからこそ平凡を望んでいる。
周囲にはバレないように隠し、1人で異能力の制御方式を模索した。
こんなところで私のハッピー平凡ライフを邪魔されるわけにはいかない!!
安吾「特務課に来れば安全なのは明白でしょう。マフィアなど論外ですよ」
このままだといつまでズルズルと勧誘され続けるだろう。
ちゃんと自分の意見を言わなきゃ!
『私はどこにも入りませんっ!』
太中安「何か言った/言ったか/言いました?」
<(^言^)>
『いえなにも!!』
秒速で手のひら返ししてしまった…。
イケメン怖い…
529人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢羽(プロフ) - こちらこそありがとうございます。文才あるじゃないですか 羨ましい限りです。続きを楽しみにしています! (2018年11月26日 20時) (レス) id: 9dd8bb6e10 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 夢羽さん» 了解しました、リクありがとうございます!無い文才をかき集めて頑張ります!コメントと応援、ありがとうございました! (2018年11月26日 14時) (レス) id: 7b5193cff6 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽(プロフ) - コメ失礼します。とても面白いです!自分的に織田作さんがいるの嬉しかったです。リクなんですが中也さんとの絡みいいですか? (2018年11月25日 23時) (レス) id: 9dd8bb6e10 (このIDを非表示/違反報告)
直立したアザラシ - リクエスト募集します、コメントよりお願い致します+.( ・ω・ )゚+ (2018年11月24日 16時) (レス) id: de3c4026f4 (このIDを非表示/違反報告)
直立したアザラシ - 二次元好きのAliceさん» 本当すいません……!最近1話更新するたびに間違いが発覚してて驚いてます笑ありがとうございました(*^^*) (2018年8月10日 19時) (レス) id: 047c772bde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:直立したアザラシ | 作成日時:2018年4月15日 14時