変な部活に入部しまして (ページ10)

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そしてスタンプラリー当日

『未來』

「ん？」

『私達部員だから別にこれ参加しなくていいんだよね』

「そうだねステージ付近でゴールする人待ってればいいし」

『なのになんで……なんで私達全校生徒の中に混じってんの！？！？』

「あっれーいつの間にか混じってたよー」

おっかしーなーと棒読みで話す未來

こいつ絶対わざとだな

『私やりたくないんだけど先輩達のところ行ってゴールする人待ってた方がましなんだけど』

「そんな事言ったってもう参加者名簿にうちとAの名前書いちゃったもん書いたら強制的にやらなきゃいけないんだよ」

おいおいマジかよてか私の名前勝手に書くなよバカ

「あと中間先輩にどんな手を使っても必ず一番でゴールしろって言われたし」

中間せんぱーいあなたって人はもう(泣)

「あ、それからこの全校生徒の中に強敵たくさんいるらしいよ」

たとえばあそこと未來が指差す方になにやら教科書を持ちながらブツブツと喋っている集団が

「あそこはガリ勉集団で重岡先輩の難しい指示を淡々とクリアしてった集団なんだけど最後の指示で躓いてゴールできなかったらしい」

あとはあそこと指差す方を見るとうちわやらを持った女子の集団が

「あそこはまぁ先輩達の親衛隊みたいなものかなみんな先輩達と遊園地行きたくて燃え上がってるんだよね部員であるうちらを目の敵にしてるみたいだし」

と呑気に話す未來

未來さん最後の言葉怖すぎて震えるんですが

え、あそこの親衛隊さんは私達を目の敵にしてるの

やだ怖い((((ﾟДﾟ;;))))

なんて思っているとステージ上から重岡先輩の声が聞こえてきた

重「えー皆さんついにこの日がやってまいりました！！！！今年は去年より指示を簡単にしましたのでゴール目指して頑張って下さいそれではスタート！！！！」

ピーと合図がなってみんな我先にと動きだした

「ステージ前まで行って紙を取りに行くんだけど」

『まさか』

「えへ貰ってあるんだよね」

ついでに最初のスタンプもGETしてあるらしい

なんかもうマジかしか言えない