6.追跡 ページ7
NOside
ヤミの忘れ物を取りに行かせたあの日から、フィンラルは毎朝出掛けるようになった
初めの2〜3日はトボトボ帰ってきたものだが、
ここ最近はいつも晴れやかな表情を浮かべて帰ってくる。
「う〜ん…どう見ても怪しいっスね!!」
「密会して、やり合ってるとか?」
「チャラ男のくせに?」
今日も上機嫌で帰ってきたフィンラルが部屋に戻るのを確認し、
他の団員たちは車座になって話し始めた。
「ラックはその言い方ヤメロ!!なんかその…恥ずかしくなるだろーがァ!!」
「えー?そうかなー?」
「ノエルはそのチャラ男のくせに…とか言うのヤメロ!!確かに少し思わなくもないけどよォ!」
「ふん…私は間違ったことは言ってないわ」
若年層が話から脱線する中、バネッサが回らない呂律を回して一つの提案を出した
「そんなに気になるならぁ…明日、フィンラルに付いて行けばいいじゃな〜い」
「さすがバネッサ!!」
「そうと決まれば、明日の朝…フィンラルの後を追うぞ!!」
…なんやかんやで明日の朝。団員たちは、フィンラルの後を追うことになった
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沙耶香 - うわぁフィンラル…‥かわいそう…‥ 面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年7月8日 6時) (レス) id: 4038676c9e (このIDを非表示/違反報告)
化け狸 - 面白いです。更新応援しています。 (2017年12月11日 20時) (レス) id: 9e16e8366e (このIDを非表示/違反報告)
黒胡麻プリン - 話し面白かったです。更新頑張ってください。 (2017年12月8日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:このは | 作成日時:2017年11月18日 20時