1.出会い ページ2
「どうしたアイツ?帰ってきてからずっとあんなんでキモいんだけど」
「さあ?またフラれたんじゃない?」
「おぃいいい!!フィンラル先輩に失礼でしょうがァアアア!!」
いつもの喧騒の中、オレは窓際で頬杖をついて
あの女のコがいた方向をぼんやりと見やる。
「可愛かったなあ…」
話し掛けようとしたら、女のコは驚いて逃げていった。つまり、そのコとは話せてない
と言うことは、オレはまだフラれてない。フラれてなんかいないんだ。
「どうしたのよフィンラル〜。物思いに耽ったような顔して」
「いやあ、それが…可愛い女のコを見つけまして」
「へぇ…!その日のうちにフラれないなんて珍しいじゃな〜い!」
「さっきから皆、オレのことどんな奴だと思ってんの?!」
「「チャラ男」」
…まぁ、いつもの事だから軽く流そう。
とにかく、あのコと話が出来るまでオレは諦めない。
マーキングはしてきた…準備は万端だ。
「ってワケで!明日の朝、もう一回あの場所に行ってきます!」
「は?誰と喋ってたの?ダメに決まってんだろ」
「え"えええええ」
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙耶香 - うわぁフィンラル…‥かわいそう…‥ 面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年7月8日 6時) (レス) id: 4038676c9e (このIDを非表示/違反報告)
化け狸 - 面白いです。更新応援しています。 (2017年12月11日 20時) (レス) id: 9e16e8366e (このIDを非表示/違反報告)
黒胡麻プリン - 話し面白かったです。更新頑張ってください。 (2017年12月8日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:このは | 作成日時:2017年11月18日 20時