それでも明日は

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深夜0時を回り、さすがにこれ以上の長居も
よくないと判断した俺達は
ラウールを照に運んでもらい帰ることにした。

ラウールは怪我も大したことは無いから、
大事をとって1日入院し、明日一通りの検査が終われば
帰宅できるとの事だった。
精神的に不安定なこともあり、
明日の検査までには俺と照が来ることになっている。

帰りの車の中、
ずっと取る、と言い続けた免許の教習所を予約する。
横で俺のスマホを見た佐久間が、大声で叫ぶと、
康二は頑張らないとなって笑った。

何かあった時に駆け付けられる手段が欲しい。
ずっと誰かを待っているだけにはなりたくなかった。



「俺も心配だし引っ越そうかな」

「はぁ！？」



館さんが急にそんなことを言い始める。



「えっ、なら俺もそうするわぁ、
丁度今の部屋の更新時期来るし、良かった！」

「康二も？俺もだよ。
本も増えてきたところだし、そろそろかなって」

「ほんまに？阿部ちゃん、俺の荷造り手伝ってぇ」

「いやいや、自分でやれ」


「りょ、涼太もそうするなら、俺も。
シェアハウスなんて無理だけど、
まあ同じマンションとかなら、いいかなって」

「しょっぴー他人と暮らせないもんね。
じゃあ俺もそうすることにします。
俺もラウールのそばに居てやりたいし」


「いや待って待って！
ほんっとに今日急展開過ぎない！？」


「んじゃあ...俺もそうしようかな。
トレーニング器具増えてきたし、
そろそろちょっと広めのとこ引っ越さなきゃ」

「は！？照まで！？」

「まあたまには佐久間の家にも行くよ」

「いや！俺だって引っ越すよ！！！」


「いやいやいや、お前らちょっと待って！
俺の方が追いついてないから！
今から物件探そうかなって思ってたけど、
8部屋も空いてるマンションなんかないでしょ！？
てか絶対俺の部屋入り浸るじゃん！！！」


「「「そりゃそうだろ」」」

「まあふっかじゃなくてラウールに会いにね」


「知ってるよ！！！」



後日、部屋探しをしていると
ここはちょっとだのセンスないだの
ラウールが可哀想だの好き勝手言われて、
その上こだわりが各々ありすぎるからか
ちょっとした揉め事になったのは別の話。

それから、楽屋で話しているのをスタッフさんに聞かれ、
それが滝沢くんの耳に入り、
「お前ら、報連相って知ってる？」と叱られ。
目黒が隣でホウレンソウ？なんてまた呟くものだから
SnowMan独自開催の笑ってはいけないが
始まってしまったのも、また別の話。

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