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「いや、待って、えぇ、どういうこと？」
佐久間が立ち上がる。
「意味、分からんのやけど、」
康二も立ち上がった。
頭を掻き、指を噛み、は？と繰り返す。
「冗談…だよね？」
ふっかが呟き、ですよね？と滝沢くんに同意を求める。
滝沢くんはうんとも、何とも言わずに、
ただじっとラウールを見つめているだけだった。
「大学受験に専念して、将来福祉のことを学んで、
大学でゆっくり自分と向き合おうって、思ったんだ」
「や、え、なら、ほら、阿部ちゃんみたいにさ、
休止して、そっからでもいいじゃん、ね？ね？
なにも、辞めなくたって、ほら、さあ、」
佐久間が肩を揺するも、首を振るばかり。
なんでを繰り返す佐久間に、何も言わない。
「お前っ…！！！！！」
めめがラウールの胸ぐらを掴んで、怒鳴った。
「その程度かよ！！！
SnowManに人生かけるって！！
大好きなグループだって！幸せだって！！
言ってたの嘘だったのかよ！！！！
ツアーもあるんだぞ！！！
ファンのみんなはどうすんだよ！！！！
ふっざけんなっっっ！！！！！」
流石の剣幕に、康二が泣いてやめてと
めめの腕を掴むも、その手は離れず睨んだまま。
ラウールは驚きもせず、泣きもせず、
めめをじっと真っ直ぐに見つめて、ごめんねと
たった一言謝り、悲しそうに笑った。
くそ、と悪態をつき、ラウールを
放るようにソファへと押し返した。
康二はとうとう泣き崩れ、やめるなと縋った。
俺の頭の中もぐちゃぐちゃで言葉が出てこない。
「なんか、病気、とか？
1週間前のあれで、なんかあったの？」
「＿＿っ、ラウール！そうなの！？ねぇっ！！」
阿部ちゃんがそう問いかけると、
佐久間がそうなのかと詰め寄る。
俺もそうなのか、ならやめなくても、と
淡い期待を寄せるも、首を横に振られ絶望。
病気でなくてよかった反面、
病気なら止められたのに、とそうおもった。
「なぁ、」
随分静かだった翔太がよびかけると、
ラウールの前へと移動する。
翔太なら胸ぐら掴むか、下手したら殴ると思って
思わず立ち上がると、翔太は予想と反して
ラウールの前にしゃがみこんで、頬を挟んだ。
「嘘つくなよ？
本当に、本当に、それがお前の意思なんだな？」
ずっと、静かな声。
「うん、そうだよ、ごめんなさい」
あっそとだけ言って、それで終わり。
胸ぐらを掴むことも、殴り掛かることも無く
元の席へと戻ってきた。
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みさ(プロフ) - yuuka9976さん» ありがとうございます！感情が動いてくださったことが嬉しいです。これからも頑張りますのでぜひ、よろしくお願いします！ (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 1fb25e0756 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - 名無し71262号さん» ありがとうございます！のんびりにはなってしまうかもしれませんが、頑張りますのでよろしくお願いします！ (2022年8月26日 19時) (レス) id: 1fb25e0756 (このIDを非表示/違反報告)
yuuka9976(プロフ) - 続き楽しみにしてます。読んでいて涙が止まらなくなりました。 (2022年8月25日 11時) (レス) id: 14f1286f8c (このIDを非表示/違反報告)
名無し71262号(プロフ) - 続き楽しみにしています (2022年8月25日 10時) (レス) id: 2ea78d0701 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - ラウールの脚さん» コメントありがとうございます！更新スペースはまちまちでお待たせすることもあるかもしれませんが、今後とも是非楽しんでいただけると幸いです！よろしくお願いします(*^^*) (2022年8月24日 23時) (レス) id: 1fb25e0756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みさ | 作成日時：2022年8月23日 20時
