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神様は乗り越えられる試練しか与えないという。
乗り越えられると知っているから、与えるのだと。
でも、俺はそう思わない。
それなら、明日を失った あの子は
どう乗り越えられると思って、試練を与えたんだろう。
まだ子どもで、これから先、輝く未来が待つ彼の
明日を失くして、何が試練なんだろう。
そんなの、明日があると信じて疑わない
その明日を歩き始めた俺達が言える美化した言葉。
他の道があるのなら、選んでた。
聞こえていた道があるのなら。
明日を夢見た あの子と立てる道があるのなら。
多くの人達の明日を願える道があるのなら。
俺は迷わずそれを選んでた。
「でも、」
ラウールの左手が、すいと補聴器をなぞる。
「…でも、俺も信じてみたくなった。永遠って言葉。
永遠がないからこそ、大切にするし、
それが美しく輝くんだって思ってたけど…
永遠があるからこそ、自分は自分らしく
傍にいる大切な人と歩いていけるんだろうなって」
でも、その道を選ぶことは出来ない。
どれだけ神様ってやつに願っても、否定しても、
その道を選ぶことは出来ないから。
与えられたものの形を少し変えることができても、
それに抗って、他の道を選ぶことは出来ないから。
それなら、永遠ってものを信じて
守りたいものを精一杯、守って、抱きしめたい。
「しょっぴー」
「ん？」
「大好きだよ」
手話じゃない、音だけで飛んできた言葉。
彼は言った、失いたくないからしまうんだと。
忘れたくないから、先にしまって鍵をかけるんだと。
もし、俺が宝箱に鍵をかけなきゃいけない日が来たら
この愛しい記憶を真っ先にしまえるといいな。
「…永遠って、これでいいンじゃね？」
輪を繋いで、前に。
SnowManと同じ、繋ぐに似た感じ"ずっと"。
「SnowManも永遠だろ」
さっきの、少し訂正。
SnowManって形は永遠じゃない。
でも、この日々は嘘じゃないし、この想いは
きっと永遠だと思うから。
「…うんっ！」
買い出しついでに、花でも買おうかってなった。
ずっとは出来ないから、枯れない花ではないけれど
たまにはいいよねって笑って。
「ラウール ＿＿＿ …俺も」
「ん？ごめん、なんて？」
「…いや、なんでも……ぁー…」
『みんなもね、みんなも、ちゃんと伝えてね。
大好きだよって、ちゃんと言葉に、行動にしてね』
「俺も、好きだよ」
ラウールも、SnowManも。
＊永遠を描くなら ＿ Fin...
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そら(プロフ) - みささん» そうなんですね！こちらこそいつも素敵なお話ありがとうございます！！これからも頑張ってください！ (11月4日 9時) (
レス) @page5 id: 288b7a7513 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！いえ！男性の方であってますよ！僕や俺などの方もいますが、敢えて丁寧で中性的なイメージを持たせるために一人称を私にしています。なのでバッチリ正解です！いつも読んでくださってありがとうございます！これからも宜しくお願いします (11月3日 19時) (レス) id: 1fb25e0756 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - あのお医者さんって女の方だったんですね！！恥ずかしながら今気づきました、、🤦🏻♀️ (11月3日 18時) (レス) @page5 id: 288b7a7513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みさ | 作成日時：2023年10月30日 13時
