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仕事か落ち着き、学校にも毎日通えるようになったのは6月も終わる頃だった
最近は仕事が忙しかったため、あのモヤモヤとした感情のことは考えずにいれた
撮影していたスペシャルドラマの放送があり、また教室でクラスメイトに囲まれ、他の学年からも見物に来たり、落ち着けない日常が戻っていた
久しぶりに屋上に行ってみよう…
思い立って屋上まで駆け上がり、扉を開けた
少し進んで見上げると、当たり前のように彼がいた
『川村くん久しぶり』
壱「久しぶりやな。…俺はずっと見てたけど」
『え…?』
どういう意味…?ドキっ…と胸が高鳴った
壱「あ、変な意味ちゃうで?今日は学校来てるんやーとか、あとドラマも見たし!めっちゃ感動したわ!」
『ドラマ見てくれたんだ!ありがとう。ちょっと恥ずかしいけど、川村くんに褒めてもらえて嬉しい』
壱「テレビの向こうの笹野さん見て、すごいなーと思ったし、俺ももっと頑張らなって勇気もらった」
『そんな風に言ってもらえると嬉しいよ』
壱「でもテレビで見てて、屋上も来てくれへんし、もうこんな風に話せへんのかなって思ってたから…来てくれて嬉しいわ」
『ずっと来たかったんだけどバタバタしてて…でも今日もいろんな人に声かけてもらったりして嬉しいんだけど、やっぱり疲れちゃって…ここに来たくなった』
壱「やっぱりな。疲れてんちゃうかなと思ってた。ここで待ってて正解やったわ」
『私もやっぱり川村くんとここで話してると落ち着く。ありがとう』
壱「俺はここで待ってるから。いつでも来てや」
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游 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (3月24日 1時) (レス) @page9 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m。 | 作成日時:2024年3月17日 18時