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壱馬side
笹野さんから仕事で東京に行くため、しばらく屋上には来れないと言われた
まだ入学して2ヶ月も経ってないけど、屋上が学校で唯一落ち着ける場所になっていた
屋上に行けば笹野さんに会えて、話して…彼女と話す時はいつも自然体で、彼女にならいつからかしなくなった夢の話も出来た
屋上に来ても1人で過ごす時間が増え、自分の中で彼女が特別な存在になっていると気付くのに、そう時間はかからなかった
壱「でも彼氏おるんやもんなー…笹野さんが幸せなんやったらそれでええよな…」
そう気づいてからは、たまに学校へ来た彼女と教室で目が合うだけで胸は高鳴るし、なかなか学校に来れないからか真面目に授業に出ているようで屋上でも会えず、もどかしい日々を過ごした
お昼ご飯も中庭で例の彼氏と食べているところを見かけて、柄にもなく落ち込んでみたり…
6月も終わりに近づいた頃、俺は相変わらず屋上で過ごしていた
ガチャ…
『川村くん、久しぶり』
ずっと聞きたかった声が聞こえ、胸が高鳴った
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游 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (3月24日 1時) (レス) @page9 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m。 | 作成日時:2024年3月17日 18時