いつも余裕なたつやくん ページ5
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「お、ぐみじゃん。このグミ友達が好きなんだわ。んまいよなー」
1つのお皿にぐみを盛って、同じお皿のものを一緒に食べれるなんて神様ありがとうございます。
『うんうん。でさ、明日じゃなかった?帰ってくるの』
「ん?あー。それなんだけどさ」
『てかどうやって家入ったの?』
「ん?俺まだ返事してないけど先にそっち聞く?」
ほんとよくしゃべんのなって私のほうを見ながら麦茶をごくごく飲んでる喉仏さんと目があいましたごちそうさまです、、、
「おばちゃんに入れてもらったのよ。買い物いくってさー」
『うん、』
「あと今回あんま長くいれなくてさ。俺だけ早く帰んないといけなくて母ちゃんたちは明日帰ってくるけど先に電車で帰ってきた」
縁側に腰掛けて二人で並んで座って。
そっかー、早く帰っちゃうんだ。
『アルバイト?』
「そ。仕事。Aも高校生になったら欲しいもの買ったり、行きたいところ行くためにアルバイトするでしょ?」
『あ、なるほど。たつやくんはそれでアルバイトたくさんいれたんだ』
ふはって笑って両手を後ろにつくだけで様になる。
『おばあちゃんは?』
「畑行くって。」
私に会いに来てくれたんだ!そう思うことにするよアリガト
ブー ブー ってたつやくんの携帯が鳴って、ちょっと返事するねって誰かと連絡を取ってるみたい。
ちくって胸が痛んで、急に落ち込む。彼女かな。
胸がぞわぞわして、悲しくなって、何黙ってんのーって。2つも年上だと余裕だなーほんとに。
私のことなんて妹のようにしか思ってないんだろうな。
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作者名:美桜 | 作成日時:2023年5月26日 12時