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、
深澤「お前俺の事どう思ってんの？
……俺は少なくともお前のことただの幼なじみだなんて1回も思ったことねぇから。」
「………」
深澤「だからさ。そろそろ俺のこと意識してよ」
「……へ、」
ずっと言えなかったこと。
幼なじみだからって言いたくなかったこと。
深澤「俺さ、Aのこと」
「好き！私ねたつのことが好き、」
え？
Aの体をがばって剥がして両肩をつかむ。
もう毎回毎回お前にはびっくりされるよ。
嬉しくて頬がどんどん緩んでいく、
深澤「ばか。今俺が話してんの！」
そう笑ってまたAの体を腕の中に引き寄せる。
一度通じた想いはもう俺を止めさせてはくれないだろう
深澤「もう結婚しよっか」
「やだ、ちゃんと言って。」
ふうって息を吐いて真っ直ぐにAをみて言った。
深澤「…………好き。」
嬉しそうに俺から目を逸らして安心したように笑ってるAを見て心がホッとする。
「・・・ずっと苦しかった、」
深澤「いや。俺の方が苦しかったわ。お前が男と喋んのヤなの。俺だけみとけよ。」
「それは私も思ってたよ。高校生の時からずっと、」
深澤「俺は物心ついた時からずっとだわ」
深澤「ねぇ……………キスしていい？」
耳まで赤くなってるのは風呂上がりだから、じゃないよね？
びっくりして目を見開いてる目の前の彼女が可愛い、愛しい。
返事を待たずに柔らかいAの唇に触れた。
あの時のような啄むようなキスを繰り返して。
「………もっかい、」
深澤「ふふっ、そういうと思った」
お前のことなら全部わかるよ。
何考えてるかもどうして欲しいのかも。
「……あっ、まって…」
物心ついたときから数え始めても
抱えきれない想い出が沢山ある。
大切なものや手放せないものも多くて
でも俺が思い出す昔の記憶には必ずAがいた。
深澤「だめ、待たない…」
そこには愛がたくさん降っていた。
深澤「好き、A・・・」
いつも言葉にできずに、でも伝えたくてたまらなかった大切にしてきたこの想い。
素直に向き合えるようになった今日の日を俺は絶対に忘れない。
「わたしも、たつっ、んぅ…」
今思うとくだらない駆け引きに頼っていたあの時の俺たちに言ってあげたい。
その全てにちゃんと意味があるよって。
だいぶ拗らせてたけど。
今、Aの隣にいられてすごく幸せ。
fin..♡
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きなこもち(プロフ) - 一気に読んでずっときゅんきゅんしてました！Twitterもフォローさせていただきました！ (2022年8月14日 1時) (
レス) @page31 id: d4a412d626 (このIDを非表示/違反報告)
もぐこ(プロフ) - 一気読みしました〜。楽しかったです！Twitterフォローさせていただきます。よろしくお願いします。 (2022年4月23日 23時) (レス) id: 691de2f008 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 完結おめでとうございます！２人が無事に付き合った後のみんなの反応などが気になります(＞＜) (2021年2月22日 13時) (レス) id: 4abb444c3a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 完結おめでとうございます！嬉しくもあり,寂しくもあります｡今度は,完結した悲しみで夜しか眠れない気がします｡(笑)これからも体調に気をつけてください！ (2021年2月22日 5時) (レス) id: 6ed3d4bb64 (このIDを非表示/違反報告)
mikya_6nn(プロフ) - aikoの気付かれないようにの歌詞とリンクしてて、aikoも好きなのでとっても感情移入してしちゃいました。。。素敵なお話とてもたのしませていただきました。これからもがんばってください(*^-^) (2021年2月22日 1時) (レス) id: 5a99fd5a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2021年2月20日 14時
