拗らせ幼なじみの深澤くん2

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時刻は25時を過ぎたところ。




LINEを開くべきかそのままにしておくか。
少し前の私だったらすぐ開いて内容を確認してすぐ電話をかけ直してたはず。




でもなんだか今日はLINEを開くかどうかさえも躊躇ってしまう。




だって私は帰ってきたのにたつはまだ遊んでるんでしょ、
なんて思いながらお気に入りのパジャマに袖を通し二階へ上がる。




やっぱり長風呂しすぎたみたい、すこしぼーっとする。









・・・あれ、私電気つけっぱなしでお風呂入ってたっけ？




しかも長風呂で電気代かけたなって両親に申し訳ないなと思いながらドアをあけると、、









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「・・・へ、なんでっ」









一気に鼓動が早くなる。




ねぇ、なんで？、




昔みたいに私のベッドでごろんと寝っ転がったたつが。




昔もこんなことあったな、確か中学校、高校の卒業式の後、、




また私が大好きな少女漫画を読んでいた。




深澤「なんではこっちのセリフ。なぁに人が心配して連絡してたのに。手に持ってるものは何。なんで見ないの俺のLINE」


「いや、だって今気付いたんだもん、」


深澤「だもん、じゃないわ。しかもおせーよお前。何時間風呂に入ってんの。」


「何時間だなんて言い過ぎだよ、」


深澤「なぁんでそんな真っ赤なの。」


「長風呂、しちゃったからかな」




目の前にいるのは今日話したくてたまらなかった彼の姿だった。




なんでよりにもよってすっぴんで風呂上がりの時に、、




赤くなってるのは長風呂したせいだけじゃないよ、嬉しくて。

恥ずかしくて下を向いてしまう




それても私の全神経が研ぎ澄まされて指の先までどきどきしていた。




深澤「なぁ、お前このシーン好きだったよな。これ、ここ。」


「ん、、え？どこ？」


深澤「ここだって。ほら。」


「え、どこ？」





ここって指さしてるけど全然見せてくれないんだもん。どこなの？





ちゃんと見せてよ、
そう思い近づくと





「っ！！、きゃ！」





漫画本からぱっと目を離した彼に腕を引かれベッドに吸い込まれてしまった。









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