ザ ランペイジ ガール

- ページ9

．









龍 ｢ あれ、Aさんメイクまだなんすね ｣





｢ きっと最後だから気長に待とう龍ちゃん ｣









龍ちゃんに言われて気づく


先頭の慎がメイクされてから1時間半は経っている


いくら大人数だからってきっしーの時はこんなにかからない









｢ 山彰さんなんか今日メイク濃いっすね ｣






山彰 ｢ あーやっぱ？顔色悪そうに見えん？｣









そう言いながら鏡に向かって少し手直しをする先輩


きっしーのメイクならこんなことなんないのに。


まあきっしープロだもんな


プロとアシスタントみたいなやつ比べちゃだめか
(とことん煽るやつ)









愛華 ｢ 最後、お願いしますー ｣





｢ …っふ ｣









あ、楽屋の空気凍った


名前呼びたくないくらい嫌いなわけ？(笑)


最後の人って、不覚にも笑ってしまった









｢ お願いしまーす ｣





愛華 ｢ 木下さんにもそんなふざけた態度取ってるの？｣





｢ じゃあ逆に聞きますけど、他のメンバーの前でもそんな態度なんですか？｣









バッチバチ









愛華 ｢ ほんと、何なの？｣





｢ いやいやこっちのセリフ ｣





｢ 出会ってわずか5分で人の事睨むし、敬語は使えないし ｣





｢ 貴方こそどういう神経してんの？｣





｢ ていうか、口動かしてないで手動かしてもらっていいですか？｣









あーあ、言い過ぎちゃった









愛華 ｢ …紅一点だからって浮かれてんじゃねえよ ｣









そう言い残し、メイクもそっちのけにメイク室から出ていった

-→←-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す