ザ ランペイジ ガール

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慎 「 …なんでっすか 」





「 何ででも！とりあえず、まこは今日一日キッチンに近づくの禁止！」





慎 「 はあ？」









意味わからないことを言い出すAさん


その間も動きは止まらず、何かを作っている様子









慎 「 何して… 壱馬 「 まーこーと 」…はい 」









壱馬さんに目で ' 早く支度しろ ' と訴えられた


Aさんは、結局


何も言ってくれなかった









モヤモヤのまま壱馬さんとのショッピング


誕生日だから、と欲しかったスニーカーを買ってもらい、寮へ帰る









慎 「 いい匂い… 」





壱馬 「 ほんまや 」









玄関を開けると一気に広がるその匂い


着替えてからゆっくりリビング来てな、と壱馬さんに言われ、リビングへ向かう









パンッ________









慎 「 わっ、」









リビングを開けたと共に鳴ったクラッカー音









『 『 まこと(まこっちゃん)誕生日おめでとう！』』









そこには16人みんないて


部屋は可愛く飾り付けされている









慎 「 う、わ、ありがとうございます！」





力矢 「 よし、じゃあ食べるか！」





「 リキヤーマン うぃず Aで作ったの 」









それで朝からキッチンで準備してくれてたのか


みんなで乾杯し、料理も食べ尽くしてきた頃









「 あともう1つ、食べて欲しいものがあるの 」









僕にそう言い、立ち上がって何かを取りに行ったAさん









「 じゃーん 」





慎 「 え、！すご… 」









Aさんの手には


白をベースにしたものにバタークリームでグラデーションしてあるケーキ


中央にはチョコで


' Happy Birthday Makoto '


と書かれている









慎 「 手作り、？」





「 まあね 」









でも前、Aさんは自分で


' お菓子とかスイーツ系作るの苦手なんだよね '


と言っていた









「 こういうの作るの苦手だけど 」





「 まことのためなら頑張れた(笑) 」









そうやって言いながら無邪気に笑うAさん

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