お兄ちゃんとその彼氏。【赤緑】

07. ページ7

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時は進んで３日後。



大毅さんは地方のロケで2泊ほどしていて。


…その間お兄ちゃんが物凄く寂しそうにしていたのが死ぬほど萌えました。


いやそれでね、明日久しぶりにデートするんだって。



そしたらもう、お兄ちゃんが。





緑「A〜、タピオカ飲も〜！」


緑「なあなあ、次髪の毛何色がええと思う？」


緑「明日、何着てこかな〜…」






こんな感じでずーーーーーーーっと上機嫌。



…そんなに大毅さんと会えるのが嬉しいんだね。



うちのお兄ちゃんが可愛過ぎるんですけど誰か助けてください。いや私の可愛い嫁だから誰にもあげない。






「お兄ちゃんは何でも可愛いと思うよ」


緑「…しげみたいなこと言うんやなぁ、Aは」






ふにゃ、と目を細めて嬉しそうに笑う。



可愛い。私が男だったら絶対抱いてる。






「明日はどこに行ってくるの？」


緑「うーん…それがな、しげ教えてくれへんねん」


「へー…、じゃあお楽しみかぁ、楽しんで来てね！」


緑「ふふ、あーと♡…そうや、明日はのんちゃんとあっくんに来てもらうな？」


「…えー…」






小瀧かぁ…。今からもう憂鬱だ。






緑「…なぁ、A？」


「ん？」





なんとなく緊迫した雰囲気。


…あれれ、この前もこの感じしたぞ。






緑「し、しげって…、か、かっこええよな！」


「………うん？」


緑「あんな、俺…しげのこと、めっちゃ、好き…」





…カップル揃って何してんだ。



いやそんなことより鼻血が飛び出そう。


私に向けられて言われてるわけではないのに、もう何だろう可愛い。可愛いとしか言えない。可愛い。この子ほんとに男の子？？？私のお兄ちゃん？？？？






緑「ごめんな、明日しげに言いたくて…」


「ううん、慣れてないんでしょ？大毅さんとそっくり」


緑「そ、そうかなぁ…？」


「好きな人には似るって言うもんね」






へへ…とはにかむお兄ちゃん。



こんなに男になりたいと思ったのは今日が初めてです。









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緑「はいっ、今日のお昼はオムライスやで！」


「わ、美味しそう！…あれ、これ『だいき』って書いてあるよ？」


緑「…あ、あれ、無意識で書いとったかなぁ…」


「…」


緑「わっ、A鼻血出とるで！？ティッシュ持ってくるな！！！」






無意識で大毅さんのこと考えてるんだね。


私はお兄ちゃんのことお嫁に出したくないです。









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リクありがとう…？笑

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