お兄ちゃんとその彼氏。【赤緑】

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緑side
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赤「なぁA、これ見てや！」


「ん？…また淳太くんにイタズラしたの？」


赤「おもろいもん。Aも今度一緒にやろ」


「やる」


赤「即答やんけ」






ゲラゲラ、と笑い転げる2人。



…何や、仲良うなったなぁ。







赤「あ、A頭にゴミついてんで」


「え？取って」






その瞬間、しげがAにデコピンした。



しばいたろかなアイツ………。






「いっった！！何すんの！！！」


赤「あひゃ、うっそぴょーん！！」


「うざ……」


赤「いたっ、ちょっ、何回すんねん痛いわ！！」






仕返し、と言わんばかりにデコピンを何発もお見舞いするA。


…恋人か。






「…あ、ごめん、宿題いっぱいあったんだった！やってくるね」


赤「おお、分からんとこあっても聞くなよ」


「何で」






最後に俺に手を振ってから自分の部屋へと戻って行った。



…俺の妹可愛え。俺のお嫁さんにしよ。…あ、俺がお嫁さんなんやったっけ。




それにしても、Aはしげのこと好きになってくれたんかな。この前まで「あのクソガキほんとうざい」とか言うてたからな。



…仲良うなったら仲良うなったで、仲間外れされとる気分…。








赤「…？神ちゃん？」


緑「…あ、あれ？俺何してんねやろ」






無意識にしげの服の裾を握ってたみたいや。



…何でやろ。






赤「…ふふ、神ちゃーん！」


緑「ちょっ、抱き着くなや！」


赤「寂しくなってもうた？」


緑「……べつに、」






温もりに包まれると、思ってることを全部言ってしまいそうで。


妹に取られたのが寂しかったなんて格好悪くて言えへんし。






赤「…俺はどんな神ちゃんでも好きやで？」


緑「…1回しか言わんから、ちゃんと聞いとけよ」


赤「うん、分かった」


緑「………俺にも構えや、…大毅のアホ…」


赤「……！！！」






それから何度もキスされて、俺の心のモヤモヤは無くなったんやけど。



まさかあの子が影に隠れて俺らを見ていたなんて考えもしなかった。







「ぐふ…………。私に嫉妬して大毅さんに甘える私のお兄ちゃん超絶可愛い悶絶レベルだわ！！！！」









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リクありがとう！これは嫉妬なのかな…？？


寝起きとか気ぃ抜いた時に名前呼びになっちゃう2人が好き。

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