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25.じゃあ、苦手科目は？
「ない」
「……これだから青寮は」
「へえ、なに？ ラニウスどこか赤点取った？ ん？ん？」
「赤点はないんですけど、魔法生物飼育学です。
魔法生物の筋肉の動きとか気になって取ったんですけど……潰しそうになってしまって」
「あーーー……うん。 アンタの前に出すと、まあ大抵の子たちは儚い命に見えるわな、相対的に……」
「やなんですよ、か弱い生命体を渡されるの。くしゃみした瞬間とかにぎゅってしてしまったらと考えると……あぁいうのは見るだけでいいって思います」
26.選択科目を教えて？
「全部取ってる」
「さすが青寮ですね。……私は天文学と占い学以外は取ってます」
「ほ〜、なんでその二つは取ってねえの？」
「必修科目に時間をかけたくて、ですね」
27.運動は好き？
「私は好きです。……昔はあまりお外に出られなかったので、反動かもしれませんけど」
「オレもま〜嫌いじゃねえんだけど、長距離走れ！とか言われたら流石にだるいかもな」
「かわいらしいですね」
「バカにしてんな？」
「次行きましょう」
28.魔法は好き？
「え、そりゃあ好きだろ。わからないことがまだ沢山あって、工夫とか組み合わせの仕方もたくさんある。いくらでも勉強しがいがあって飽きねえよな！」
「好き嫌い以前に、魔法使いとして生きていくなら必須ですし」
「お、なんかあんまり好きじゃなさそうな言い方」
「………まあ、いい思い出があんまりなくて。無かったらいいのにと思ったことはあります」
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作者名：麩 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月22日 2時
