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キーンコーンカーンコーン
DN「はぁ〜、授業終わった〜！
今日どこ遊びに行く？」
MK「ん〜どこでもいい。」
DN「ちょっと、どこでもいいとかそれ嫌。
なんかさ、選択肢ちょうだいよ。」
MK「だって今授業終わったばっかじゃん。
眠たくて頭回んないよ。」
DN「はぁ〜。ダメだこりゃ。こんなの彼女できたとき、ガッカリされるよ？」
MK「なんの話だよ(笑)」
平凡な生活、平凡な会話。
毎日がそれの繰り返しだ。
でも周りはその平凡な生活の中に
刺激が欲しい年頃らしい。
耳を澄ませてみれば、彼女とどうだ彼氏とどうだ、そんな会話がちらほら聞こえる。
近頃は親友のドンヒョクまでもが
そんな話題を口にするようになった。
DN「ヤァ、マークヤ。
周りを見てみなさい、恋人同士が増えてきたと思わないかね？」
MK「あぁ、まぁそうだね。」
DN「マークは彼女がほしいと思わないかい？」
MK「ん〜俺そんなのよくわかんないや。」
DN「え、何？君は女の子に興味がないの？」
興味...がないとは言い切れない。
実際、女友達だっているし、
かわいいなって思う子もいる。
でもそれ以上に何かとは思わない。
これをどう表現すればいいのか...
MK「“恋”っていうのが何かわからない。」
そう！それだ！
自分で言葉にしてわかった。
僕にはそう、恋という感情がわからないんだ。
DN「あーぃ、真面目だなぁ〜。
そんなの女の子ととりあえずいっぱい話すべきだよ！A！」
そう言うとドンヒョクはAを呼んだ。
Aはこのクラスで1番と言っていいくらい僕らと仲のいい女友達だ。
「何〜？何の会議？」
DN「聞いてよ、マークってば恋というものがわからないと言ってるんだ。」
MK「それ、そんなに大事なことか？」
DN「大事だよ！僕ら青春ど真ん中なんだよ？！
というわけでさ、マークに恋とはどういうものか教えてあげてよA。」
「え〜...。」
ん〜と考えながら
Aはチラッと僕の顔を見た。
そしてすぐに視線をそらした。
「えっと、恋というのはなんていうかな、
その人に触れたいなって思ったり、
その人の笑顔を思い出したり、会いたくなったり...そう思ったらもう恋なんじゃないかな？
私が思うにだけど。」
DN「わーお、名言だねそれ。」
「なんでこんなこといきなり話さなきゃなんないのよ〜///」
DN「で、そんな思いをマークは今までしたことある？」
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作者名：みぽ | 作成日時：2017年8月14日 23時
