第十二話 黒子のタスケ ページ13
間瀬side
奥田さんに合図を出してから俺が気を失うまでの時間は…本当に一瞬だった。
不良の魔の手から奥田さんを遠ざける事には成功した。
けど、その後すぐ杉野と渚がドミノ方式で俺にぶつかってきて…
咄嗟に木刀でガードしたらぶつかった衝撃で見事に真っ二つに折れて、俺はそれから為す術もなく後頭部を地面に強く打ちつけて気絶した。
目が覚めると茅野さんと神崎さんは拉致られてて居ないし、男子は軽傷だけどみんな怪我してるし、あとカルマがめっちゃキレてて現場の空気は最悪だった。
そんな空気を変えたのは、渚が持っていた修学旅行のしおり。
どうでもいい情報から班員が何者かに拉致られた時の対処法まで、さすがブ厚いだけあってしおりには引くほど何でも書いてあった。
おかげで犯人の潜伏先はすぐに特定できて、現場にはタコも黒子の衣装で駆けつけて、事件は思った以上にあっさりと解決した。
『バイバイ、俺の木刀…』
俺を庇って見るも無残な姿になった木刀とお別れをしたら、なぜか班のみんながお菓子をくれた。
茅野「これ食べて元気出して、ね？」
渚「じゃあ僕も。間瀬君、良かったらこれも食べて」
業「間瀬も甘いのイケるよね？ 俺のも食べてみる？」
『うん。よくわかんないけど、ありがたくいただくよ』
旅館に戻って来て、待ちに待ったフリータイム。
浴衣に着替えてゲームコーナーにやって来た4班メンバーは、旅館特有のレトロなゲームをひとしきり楽しんだ。
杉野「うおお！どーやって避けてんのかまるでわからん！」
神崎「恥ずかしいな、なんだか///」
杉野「おしとやかに微笑みながら手つきはプロだ！」
すごいな、神崎さん。こんな意外すぎる特技を持ってたなんて…
でも、おかげで前より親しみやすくなったかも。
心なしか事件が起きる前よりも笑顔が柔らかくなったような…
『よし、俺も真似してみよっと』
神崎さんがゲームしてるの見てたら、なんか俺もやりたくなってきた。
業「へ〜。間瀬もゲームできんの？」
『いや、全然』
杉野「できねーのかよ！」
良い手本を見た後だから普段ゲームをしない俺でもいい線いくかなって思って試しにやってみたけど、やっぱり全然ダメだった。
その後カルマに誘われて別のゲームで対戦したら見事に惨敗して、ジュースまで奢らされる事になって…
業「お。レモン煮オレあるじゃん。間瀬、俺これね」
『あー…うん。じゃ、俺は緑茶で』
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2k?(プロフ) - 好きです！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年8月21日 7時) (
レス) @page46 id: 086cbb7ccc (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - かかかkさん» コメント読ませていただきました！ 気に入ってもらえたみたいですごく嬉しいです！ありがとうございます！ 知らぬ間にゆるっと更新しているような感じの作品ですが、これからもよろしくお願いします！ (2021年1月7日 22時) (レス) id: dfbb940e45 (このIDを非表示/違反報告)
かかかk - 好みドストライクです、展開もすごく気になります！更新をとても楽しみにしています！！ (2021年1月7日 17時) (レス) id: 4c4ebb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - アカヤさん» コメントありがとうございます！ まだ途中で終わってたお話に少し付け足した程度ですが、先程めちゃめちゃ久しぶりに更新しました！ 次もなるべく早く更新できるよう頑張りますので、良かったらまた読みに来て下さいね！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: dfbb940e45 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！ そして返信がだいぶ遅くなってしまってすみません… 気付いたら年が明けててビビりました… 更新頻度はうさぎと亀の亀さんよりも遅いかもですが、なんとか完結させたいとは思っているので、また読んでもらえると嬉しいです！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: dfbb940e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2019年5月9日 0時
