第三話 赤の帰還 ページ4
間瀬side
はぁ…しんどい。
「「1、2、3、4、5、6、7、8…」」
今日から体育の時間は防衛省の烏間さん、じゃなくて…E組の副担任になった烏間先生が受け持つ事になったんだけど…
烏間「八方向からナイフを正しく振れるように！」
暗殺対象(ターゲット)がいる前で暗殺の基礎訓練とか、こんなのもう体育でもなんでもないよね。
タコの異次元すぎる授業と比べたら100倍マシだけど、烏間先生めちゃめちゃ真面目で厳しいから…あんまりサボれない。
烏間「ナイフや狙撃、暗殺に必要な基礎の数々、体育の時間で俺から教えさせてもらう！」
しかも結構張り切ってるみたいだし…
次は見学しようかな。
三村「間瀬〜、教室戻るぞ〜」
長かった体育が終わった直後、俺は三村に声をかけられて、そのまま近くにいた菅谷と岡島も一緒に校舎へと向かった。
岡島「6時間目の小テストって確か歴史だよな？」
『え？ そうだっけ？』
三村「おまえなぁ…」
磯貝グループに世話を焼かれる事が多い俺は、その流れであのキラキラした面々と一緒にいる事が多い。
今みたいに男だけでつるむ事も結構あるけど…
岡島「保健体育だったら自信あるんだけどな〜」
『…俺も。歴史よりはまだ点数とれるかも』
実を言うと、こっちの方が気が楽で落ち着くんだよね。
別に磯貝達が悪いわけじゃないんだけど、あんな風にいつもキラキラ全開でいられると眩しすぎて目がチカチカするから…たまに離れたくなる。
菅谷「なぁ、あれ。あそこに立ってるのって…」
急に足を止めた菅谷に続いて、俺達も足を止めてその視線をたどった。
校庭から校舎へと続く階段の一番上、そこに立っていたのは…
『…カルマ…』
…そっか。戻って来たんだ。
カルマは渚と言葉を交わした後、他の奴には目もくれずに真っ直ぐにタコの元へと向かった。
きっと"何か"ある、そう思った矢先＿＿＿
カルマと握手をしたタコの手がパンッと弾けて…ドロドロに溶けた。
やっぱりすごいな、カルマは。
今まで誰もあのタコにダメージなんて与えられなかったのに。
ひょっとしたら…カルマなら殺れるかもしれない。
そんな淡い期待に、俺は柄にもなく胸を高鳴らせた。
2年の時、続けざまに暴力沙汰で停学を食らったカルマは…いわば問題児。
だからそんなカルマを見るみんなの目は、さっきの衝撃もあって動揺と恐怖の色が浮かんでるけど…
でも、俺にとってカルマは…
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2k?(プロフ) - 好きです！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年8月21日 7時) (
レス) @page46 id: 086cbb7ccc (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - かかかkさん» コメント読ませていただきました！ 気に入ってもらえたみたいですごく嬉しいです！ありがとうございます！ 知らぬ間にゆるっと更新しているような感じの作品ですが、これからもよろしくお願いします！ (2021年1月7日 22時) (レス) id: dfbb940e45 (このIDを非表示/違反報告)
かかかk - 好みドストライクです、展開もすごく気になります！更新をとても楽しみにしています！！ (2021年1月7日 17時) (レス) id: 4c4ebb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - アカヤさん» コメントありがとうございます！ まだ途中で終わってたお話に少し付け足した程度ですが、先程めちゃめちゃ久しぶりに更新しました！ 次もなるべく早く更新できるよう頑張りますので、良かったらまた読みに来て下さいね！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: dfbb940e45 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！ そして返信がだいぶ遅くなってしまってすみません… 気付いたら年が明けててビビりました… 更新頻度はうさぎと亀の亀さんよりも遅いかもですが、なんとか完結させたいとは思っているので、また読んでもらえると嬉しいです！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: dfbb940e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2019年5月9日 0時
