＃６「図書準備室」 ページ6
カルマside
業「昨日は誰と会ってたの？」
『…奥田さんと神崎さんと原さん。皆で悠馬のところにケーキを食べに行って…あ。カエデも後から来てくれたんだよ』
業「へ〜、良かったじゃん。楽しかった？」
『…うん。すごく楽しかった』
E組の皆と頻繁に会うようになってから、Aは少しだけ学校でも明るくなった。
相変わらずクラスでは浮いてるみたいだけど、律が言うには前より授業に集中するようになって、退屈そうにしている時間も減ったらしい。
『…皆カルマにも会いたがってたよ』
入学して間もない頃は俺といる時でもたまにどこか寂しそうな顔をしてたけど、ひとまず最初の壁は乗り越えたみたいだね。
浅野「どうやらあの時の勝利はマグレだったようだな」
業「勝ったって言ってもたった1点差じゃん」
高校に入って初めての定期テスト。
浅野「……っ…、それでも勝ちは勝ちだ。約束通り、今日の放課後は彼女と2人きりにさせてもらう」
俺と浅野はどっちが放課後にAを独占するかで勝負していた。
業「念のために言っとくけど、Aがそれを許すかどうかはあくまでA次第だから。拒否られたらさっさと諦めて俺に返してよね」
Aside
今の学校はやっぱりつまらない。
E組の皆と離れ離れになって、唯一の希望だったカルマともクラスが離れて…
それでも私がまだ頑張れているのは、私に居場所を与えてくれて、今もそこにいる事を許してくれている皆のおかげ。
また皆と会うようになって、改めてE組の強い絆を感じているわけだけど…
最近それを一番感じたのは…誕生日の時。
会って直接だったり、電話やLINEのメッセージだったり…形は人それぞれだけど、皆が私の誕生日を心から祝ってくれた。
若葉が朝一で電話をくれた時は本当に嬉しかったなぁ…
そういえば、学秀はどうして私が5月9日が誕生日だって知ってたんだろう…？
そんな話をした覚えは……
浅野「探したよ、A」
『…えっ？ が、学秀⁉』
浅野「ここで図書委員の仕事をしていると聞いてね。僕も手伝うよ」
『…あぁ…ありがとう…』
ビックリしたぁ…
こんなタイミング良く本人が現れるなんて…
…って、あれ？
今朝カルマが放課後は委員会があるって言ってたけど、学秀は行かなくていいのかな…？
『…あの…』
浅野「学級委員の仕事なら、今日は赤羽に任せてある。それより聞かせてくれないか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みあ(プロフ) - キャッスさん» 返信が遅くなってすみません！ 続きを待って下さっている方がいると知って大変驚いてます！ 今リハビリも兼ねて新しく暗殺教室の夢小説を書いているのですが、それが終わったらまたこっちに戻って来ますので、その時はまた読みに来てもらえると嬉しいです！ (2019年5月21日 22時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
キャッス(プロフ) - 続きの話、待ってます (2019年5月16日 21時) (レス) id: 5b08fabd27 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ざん、残暑バテ(*_*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 59f2380279 (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - カルマも浅野君もめっちゃいい (2018年9月2日 19時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - なおさん/汐海＊SHIOUMI＊さん» 水着カルマくんが目の前にいたら勢いで執筆がかなりはかどりそうな気がしてならないね！ もうこんなに暑いとなんも頭回らなくてなんにも進まなくて… とりあえず早く夏終わってくれ〜！ (2018年8月26日 15時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みあ
| 作成日時：2018年5月20日 0時
