【赤羽業】赤髪くんの味方をしたら、E組に落とされた。7

第303話 体育着の時間 ページ7

Aside



業「Aは俺に負けたわけだし、俺の言う事をなんでもひとつ聞くってのはどう？」


私、カルマの言う事はわりといつも聞いてるような気がするんだけど…


ていうか、その"なんでも"っていうのが…なんかものすごく嫌な予感がして怖いんですけど…


私はわざとらしく、大きなため息をついた。


『…私に何をさせるつもり？』


業「この2週間、Aが若葉ばっかで全然俺に構ってくれなかったから、色々と溜まっちゃってるんだよねぇ」


『…溜まってるって…何が？』


業「ねー、早くAん家に行こー。俺もう我慢の限界なんだけど」


カルマは一体、何を我慢の限界がくるまで溜めていたのか…


私はその答えを教えてもらえないまま、カルマと一緒に帰宅した。


カルマは私の部屋に入るなり、ベッドに大の字に寝転がる。


業「Aも早くおいでよ。俺が抱きしめてあげる♪」


『…えっと…』


私の本能が"近づくな、危険"と告げている。


けど、ここで変に断ったら…なんか色々と面倒そうだしなぁ…


カルマに添い寝をするような形で、私も仕方無くベッドに寝転がる。


『…これで…いい？///』


業「うん、いいよ」


そう言って、カルマが私を抱きしめる。


か、顔が近い…///


業「あ。もしかして…A、今ドキドキしてる？」


『…す、少し…///』


業「かわいいね、Aは。じゃあさ、これからもっとドキドキする事しよっか」
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作品名:【赤羽業】赤髪くんの味方をしたら、E組に落とされた。R

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− 翌日 −



改めて烏間先生に謝罪をする為、私達は朝っぱらからクラス全員で教員室へと来ていた。


磯貝「…ご迷惑をかけて、すいませんでした、烏間先生」


烏間「これも仕事だ。気にしなくていい」


この後、烏間先生は防衛省(くに)からの新しい装備を支給してくれた。


軍と企業が共同開発した強化繊維でできた、あらゆる要素が世界最先端の体育着。


今後の体育は、これを着ておこなうそうだ。


フードを被ってエアを入れれば、頭と首まで完全防備…


という事は、これからは危険な暗殺も無傷で実行できる。





これなら…殺れる。









新しい装備を手に入れた事で、今までとはまた少し違う殺意が、私の中に芽生えた。

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