第342話 足止めの時間 ページ46
カルマside
Aは俺に"今朝の事で磯貝に言わなきゃいけない事がある"と言って、教室を出て行った。
岡野「あ、Aちゃんが逃げた」
中村「修学旅行の時もそうだけど、Aってこの手の質問をされるとすぐ脱走するよね」
不破「そしてしばらく帰ってこない」
周りの女子達がAの話で盛り上がっている中、前原の俺への質問が止まらない。
いつからAが好きだったのか、Aのどういうところが好きなのか、好きになったきっかけや今までしたキスの回数、最近行ったデートの行き先まで…前原は根掘り葉掘り聞いてくる。
業「前原はなんでそんなに俺とAの事が知りたいわけ？」
前原「なんでって…」
業「俺等はその辺のカップルとはわけが違うから、俺等の事を知ったところで、前原にはなんの参考にもならないと思うんだよねぇ」
前原「だから俺の質問だけテキトーに答えてやがったのか…」
業「あっはは、正解♪」
それから前原は俺に文句を言ってきたり、懲りもせずにまた違う質問をしてきたりしたけど、俺はそれらを全部無視して、俺とAの分の荷物を持って席を立った。
業「じゃ、俺そろそろAを迎えに行ってそのまま帰るから」
前原「待てよ、カルマ。せめてひとつくらいまともに…」
業「時間稼ぎなら、もう充分でしょ？」
俺が少し低い声でそう言って前原の方を見ると、前原は俺の肩を掴もうとしていた手を引っ込めた。
前原「…気付いてたのか」
磯貝が教室を出て行った時、A以外にその事に気付いていたのは…俺と渚くんと前原の3人。
どちらかというと俺側の渚くんに対して、前原は完全に磯貝側だから、こういう事をしてくるのは容易に想像ができた。
前原がAと磯貝を2人きりにさせる為に俺を足止めしていると気付きながら、あえて何も気付いていないフリをしてたのは…Aの気持ちを尊重したかったから。
お詫びとお礼の言葉を伝えるくらいの時間なら、別にあげてもいい。
けど、それ以上となると…Aへの気持ちが膨らむ一方の磯貝が、Aに何をするかわからない。
だからその前に2人を引き離す。
Aは俺の事を愛してくれているし、俺もそれは信じてる。
それでも…ほら。
そんな風に顔を赤くしちゃってさ。
どうやら今回は、少し来るのが遅かったみたいだね。
俺はさっきまで磯貝が座っていたであろう場所に座って早々、Aにキスを迫った。
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みあ(プロフ) - ちぃさん» お待たせしました！ 続編、ついに公開しました！(といっても、今はまだ設定しか載せてないです、すみません…) また読んでいてついニヤけてしまうような面白いお話を書けるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願い致します！ (2016年6月14日 0時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - リナさん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。続編、やっとできました！ まだ設定しか載せてないんですけど、これから続きのお話も完成次第載せていくので、良かったらまた読みに来て下さい！ お待ちしてます！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - 矢澤ありすさん» お久しぶりです、みあです。これは事後報告になるのですが、小説の説明文に矢澤ありすさんの作品のURLを勝手ながら貼らせていただきました。理由はイラストと一緒に書かれていた文章が読んでいてとても嬉しかったからです。報告が遅くなり、申し訳ありません。 (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - salomeさん» ずっと返信ができてなくて申し訳ありません。お名前変わったんですね！ これからも宜しくお願い致します。まずは7のコメントを全てチェックして返信した後に0の方のコメントもチェックしにいきますね！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ひよこリュナさん» ご無沙汰しております、みあです！ つい数分前についに続編を公開しましたので、この場を借りてご報告させていただきます！ まだ設定しか載せてませんが、是非8の方もよろしくお願い致します！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2016年4月11日 0時
