第338話 目の時間 ページ42
カルマside
『…皆、なんだかんだでゲスいから…』
Aは俺の口調の変化に少し安心したのか、だんまりをやめて、ゆっくりと話し始めた。
『…だからもし皆にカルマと付き合ってる事がバレたら、絶対に面倒な事になると思って…それで、凛香以外の人には黙ってた』
業「ふ〜ん…」
Aが速水さんにだけ俺との事を打ち明けていたのは、おそらく速水さんの口の堅さを信用していたからだろうね。
業「で、速水さんにはいつ話したの？」
『…修学旅行の…最終日の朝』
業「付き合ってわりとすぐじゃん」
『…うん、まぁ…』
相変わらずAは俺と目を合わせようとしない。
それが俺には結構こたえた。
いい加減、目くらい合わせてよ。
早くいつもみたいに一緒にどうでもいい話をしながら、手を繋いで帰ろうよ。
次に俺が何か言った時に、まだAが俺と目を合わせてくれなかったら…その時はAを強引にでもここから連れ出して、それから…
中村「A、もう許してやんなよ」
『…中村さん…』
矢田「カルマくんがAちゃんと付き合ってる事を公言したのは、Aちゃんを誰にも奪られたくないって思ったからじゃないかな？ つまり…カルマくんなりの愛情表現だよ」
『…愛情…表現？ そうなの、カルマ？』
Aがようやく俺の方に顔を向ける。
その目には、当たり前だけど俺が映っていて、そんな当たり前の事に…俺はなぜかほっとした。
業「ま、そんな感じかな。ていうか…俺等が付き合ってる事は、もし電車での一件がなくても、皆に勝手にバレてたと思うよ？」
『…え、なんで？』
不破「誰が誰の事を好きとか、誰と誰が付き合ってるとか…そういうのって、例え本人達が黙ってたとしても、周りは雰囲気で自然とわかっちゃうもんなのよ。それに…」
中村「人前でこーんな熱いキスをしてる2人が、付き合ってないとかありえないでしょ」
中村がケータイで撮った俺等のキス写真をAに見せる。
『…そ、それは…！///』
業「あぁ、これ球技大会の時のやつ？」
中村「そ。上手く撮れてるっしょ？」
業「いいねぇ。中村、その写真今すぐ俺に送って」
中村「OK〜♪ はい、送信…っと」
中村からLINEで送られてきた写真を、俺はすぐに保存した。
業「A、帰りにこれプリントして、お互い家に飾ろうよ」
『…やだ。絶対やだ///』
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みあ(プロフ) - ちぃさん» お待たせしました！ 続編、ついに公開しました！(といっても、今はまだ設定しか載せてないです、すみません…) また読んでいてついニヤけてしまうような面白いお話を書けるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願い致します！ (2016年6月14日 0時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - リナさん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。続編、やっとできました！ まだ設定しか載せてないんですけど、これから続きのお話も完成次第載せていくので、良かったらまた読みに来て下さい！ お待ちしてます！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - 矢澤ありすさん» お久しぶりです、みあです。これは事後報告になるのですが、小説の説明文に矢澤ありすさんの作品のURLを勝手ながら貼らせていただきました。理由はイラストと一緒に書かれていた文章が読んでいてとても嬉しかったからです。報告が遅くなり、申し訳ありません。 (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - salomeさん» ずっと返信ができてなくて申し訳ありません。お名前変わったんですね！ これからも宜しくお願い致します。まずは7のコメントを全てチェックして返信した後に0の方のコメントもチェックしにいきますね！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ひよこリュナさん» ご無沙汰しております、みあです！ つい数分前についに続編を公開しましたので、この場を借りてご報告させていただきます！ まだ設定しか載せてませんが、是非8の方もよろしくお願い致します！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2016年4月11日 0時
