第337話 カウントの時間 ページ41
渚side
渚「…え？ それって、どういう…」
業「Aを怒らせたのは俺だから。あとは自分でなんとかするよ」
カルマくんはそう言って、さっさと自分の席へと戻ってしまった。
まだ朝比奈さんが怒っている理由がわかってないのに…一体、どうするつもりなんだろう…？
茅野「カルマくん、大丈夫かな？」
渚「うーん、あんまり大丈夫じゃないと思うけど…」
業「ねぇ、A」
それは、放課後になってすぐの事だった。
業「Aが俺に対して怒ってる事はよーくわかった。けど、理由がわかんないんだよね。だから教えて」
渚•杉野(( そうきたか‼ ))
渚「カルマくん、随分とストレートだなぁ…」
杉野「いくらなんでも直球すぎだろ…」
これにはさすがの朝比奈さんも驚いたのか、朝比奈さんは目をぱちくりとさせている。
業「先に言っとくけど、教えてくれるまで帰さないから」
席を立ったカルマくんが座っている朝比奈さんの真横に立ち、机に片手をつく。
『…近い。離れて』
朝比奈さんがボソッと呟く。
業「じゃあ教えてよ。今から10秒以内に答えないと、もっと近づくよ？」
『…え？ 10秒？』
業「10、9、8、7…」
カルマくんの突然のカウントダウンに、帰ろうとしていた人達が足を止める。
『…こ、ここでは…言えない』
業「何それ。それじゃ答えになってないよ。はい、あと3秒♪」
にこやかに微笑みながら、カルマくんはカウントダウンを続ける。
業「3、2、1…」
奥田「Aさんが怒っているのは、カルマくんがAさんと付き合っている事を、皆の前でバラしてしまったからです‼」
業「えっ…」
渚「お、奥田さん…？」
皆の視線が奥田さんに集まり、教室がしーんと静まり返る。
そんな中、最初に沈黙を破ったのはカルマくんだった。
業「それってさぁ、修学旅行の時の事だよね？ なんで今さら？」
奥田「…Aさんは、今日までその事を知らなかったんです…」
業「へーえ…じゃあ、要するに…Aは俺と付き合ってる事を皆には知られたくなかったってわけ？」
困り果てている朝比奈さんの顔を、カルマくんが覗き込む。
『…だって…』
朝比奈さんはカルマくんと目を合わせたくないのか、斜め下を向いてしまい、口も閉ざしてしまった。
業「だって、何？ いいよ、そのままAの言葉で言ってごらん？」
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みあ(プロフ) - ちぃさん» お待たせしました！ 続編、ついに公開しました！(といっても、今はまだ設定しか載せてないです、すみません…) また読んでいてついニヤけてしまうような面白いお話を書けるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願い致します！ (2016年6月14日 0時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - リナさん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。続編、やっとできました！ まだ設定しか載せてないんですけど、これから続きのお話も完成次第載せていくので、良かったらまた読みに来て下さい！ お待ちしてます！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - 矢澤ありすさん» お久しぶりです、みあです。これは事後報告になるのですが、小説の説明文に矢澤ありすさんの作品のURLを勝手ながら貼らせていただきました。理由はイラストと一緒に書かれていた文章が読んでいてとても嬉しかったからです。報告が遅くなり、申し訳ありません。 (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - salomeさん» ずっと返信ができてなくて申し訳ありません。お名前変わったんですね！ これからも宜しくお願い致します。まずは7のコメントを全てチェックして返信した後に0の方のコメントもチェックしにいきますね！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ひよこリュナさん» ご無沙汰しております、みあです！ つい数分前についに続編を公開しましたので、この場を借りてご報告させていただきます！ まだ設定しか載せてませんが、是非8の方もよろしくお願い致します！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2016年4月11日 0時
