第545話 流星群の時間 ページ6
カルマside
触手の繭は誰の手にかかる事なく、できて数分後に自然消滅した。
その際に俺等が見たのは、夜空へと舞い上がる無数の小さな光。
Aは蛍を思わせるその光を見つめながら、ただ静かに涙を流していた。
磯貝「A…」
繭の中にいたわずか数分の間にAに何があったのか、現時点では俺等にそれを知る由は無い。
話を聞きたくても、Aは立ち位置からして死神と対峙している状態。
触手を持たない俺等が無闇に近づくのは危険すぎる。
柳沢「仲間を見捨てて防御態勢に入った挙げ句、形状を維持できずに失敗とはな」
……違う。
Aがああ見えて仲間想いの優しい人間だって事は、クラス全員が知ってる。
仮にその説で繭が作られたとして、それはAの意思じゃない。
だとしたら…
柳沢「"二代目"、今のうちに片付けろ」
死神が柳沢から指示を受けてすぐに攻撃態勢に入る。
中村「まずい、Aが…！」
Aは放心状態に陥ってるのか、死神に狙われている事に全く気付いていない。
業「磯貝！」
磯貝「ああ、行くぞ！」
死神の攻撃からAを守るため、俺と磯貝が前に飛び出した…まさにその時＿＿＿！
茅野「流れ星…？」
渚「…いや、違う。これはさっきの…」
薄い"紫色"の光線。
天高く飛び立ったはずの光が流星群のように舞い戻ってきては、次々と死神の頭上めがけて落ちていく。
おかげでAは無傷で済んだけど、まさかこれって…
Aside
隣は触手と共に消えた。
私を死神の後継者にさせないために、自身の全てをかけて…
隣が触手を強く欲していたのは、単に私を守る力が欲しかったから。
力への強すぎる執着は…私を守るために誰よりも強くあろうとしたから。
隣は元々、私の怒りを主体とした負の感情が暴走し、それが原因で人格が分離してできた…もう1人の私。
だから時に敵意や殺意を剥き出しにして、周囲の人間に狂気を感じさせる事もあったけど…
今思えばそれは私や私の仲間を裏切ったり、傷つけたりした奴等に対してだけだった。
私がもっと早くに隣の存在をきちんと受け入れられていたら…理解できていたら…
隣には自分を責めるなって言われたけど、でも…そんなの無理だ。
悔しくて、情けなくて、悲しくて…
夜空を見上げたまま、もう二度と帰らぬ大切な"キミ"を想いながら…私はこの目から溢れる涙をこぼす。
"……A…A…！"
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みあ(プロフ) - 中二半さん» 何はともあれ、こんな所に来てくれてありがとう！ 今エブリスタでイベント投稿用にオリジナル作品を作っててね、そっちでいっぱいいっぱいだからこっちをお休みさせてもらってて… でも向こうが終わったらまた再開するから、そしたらまた見に来てほしいです！ (2018年10月29日 23時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - 中二半さん» え！？カルマくん！？えっ、ちょっ…なぜカルマくんがここに！？ あ、えっとですね…Rは18オーバーの姉者がいるので、姉者のiPhoneで見ております。カルマくんの未来がわかるのは…うん、まぁ…そこはあれだね。企業秘密ってやつだね。笑 (2018年10月29日 23時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
中二半 - ヤッホー、みあ、シャロ。朝比奈の彼氏カルマだよ。ゴメンね〜連載短くて。次頑張る。で、俺メインのヤツもっと書いてもらえると嬉しいな〜…Rもなかなかいい感じじゃん、つかなんで俺の未来分かんの？あと3ヶ月で結婚なんだけど。Rんとことかどっから見てたの？ (2018年10月28日 20時) (レス) id: a565ea5cde (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - シャロさん» ただいま〜！ 暗殺教室、もといカルマくんは最高の癒しだよね〜。あの笑顔に何度救われたことか… 今も想像しただけで気持ち悪いくらいニヤけちゃうよ(笑) (2018年7月14日 14時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
シャロ(プロフ) - おかえりなさい！！本当だよね！また、暗殺教室やって欲しい！暗殺教室は僕の癒しだし！！(笑) (2018年7月9日 1時) (レス) id: 1472190f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2017年6月24日 0時
