第564話 正装の時間 ページ25
Aside
『……は？』
業「え？」
互いに顔を見合わせ、何度か瞬きをする。
『…えっと…カルマは今、"式"の話をしてるんだよね？』
業「ん？ そうだけど？」
そう聞いて私はますます混乱した。
訳がわからなかったからだ。
一方でカルマはまるで話が見えていない私を見て、なぜかニヤニヤと笑っている。
業「あ〜、そっちの"式"ね」
カルマの言う"式"がまさか"結婚式"の方の式だったとはね。
『…そっちも何も、"卒業式"の日に"式"って言われたら私じゃなくても…ていうか、なぜこのタイミング…』
業「教室で渚たちが話してたじゃん。俺とAが将来本当に"結婚"しそうとか、いい夫婦になりそうとか。だから"式"だけでも通じると思ったんだけど…」
『…いや、通じないから』
"卒業式"の日に"結婚式"の話をするなんて…しかもこの感じ、絶対わざとでしょ。
業「で？ 俺等の式にはクラス全員呼んでもいいの？」
『…それは構わないけど、今はその"式"の話じゃなくて…』
業「準備ができたら連絡して。たぶん俺の方が先に終わると思うから」
『…わかった』
カルマはあれから家に着くまでの間、ずっと"卒業式"じゃない方の"式"の話をし続けた。
今から何年も先の話。
本当に実現できるかもまだわからない事を、あんなにも楽しそうに…
先に家まで送り届けてもらった私は、そんな事を考えながらシャワーを浴びて、そして制服に着替えた。
普段は着ないブレザーを着て、ネクタイをしっかりと締める。
着慣れていないせいか違和感しかないけど、今日は最初で最後の…自分達が主役の大事な式。
いつも通りの着崩した格好で出席するわけにはいかない。
業「準備できてる？」
『…うん。今終わったとこ』
カルマに電話をかけようとした矢先、先に準備を終えたカルマが私を家まで迎えに来た。
業「卒アル用の写真を撮る時にも思ったけど、そっちの方が賢く見えていいんじゃない？」
『…その言葉、そっくりそのまま返してもいい？』
きちんとブレザーを着てネクタイを締めたカルマは…なんというか、また一段とカッコ良く見えた。
これも見慣れていないせいなんだろうか？
業「どうしたの、A？ そんなに俺のこと見つめちゃって」
『…べ、別に。なんでもない///』
業「俺のこの姿に惚れ直してたんでしょ？ だったら素直にそう言えばいいのに」
『……早く行こ。車、下で待たせてるんでしょ？ 』
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みあ(プロフ) - 中二半さん» 何はともあれ、こんな所に来てくれてありがとう！ 今エブリスタでイベント投稿用にオリジナル作品を作っててね、そっちでいっぱいいっぱいだからこっちをお休みさせてもらってて… でも向こうが終わったらまた再開するから、そしたらまた見に来てほしいです！ (2018年10月29日 23時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - 中二半さん» え！？カルマくん！？えっ、ちょっ…なぜカルマくんがここに！？ あ、えっとですね…Rは18オーバーの姉者がいるので、姉者のiPhoneで見ております。カルマくんの未来がわかるのは…うん、まぁ…そこはあれだね。企業秘密ってやつだね。笑 (2018年10月29日 23時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
中二半 - ヤッホー、みあ、シャロ。朝比奈の彼氏カルマだよ。ゴメンね〜連載短くて。次頑張る。で、俺メインのヤツもっと書いてもらえると嬉しいな〜…Rもなかなかいい感じじゃん、つかなんで俺の未来分かんの？あと3ヶ月で結婚なんだけど。Rんとことかどっから見てたの？ (2018年10月28日 20時) (レス) id: a565ea5cde (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - シャロさん» ただいま〜！ 暗殺教室、もといカルマくんは最高の癒しだよね〜。あの笑顔に何度救われたことか… 今も想像しただけで気持ち悪いくらいニヤけちゃうよ(笑) (2018年7月14日 14時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
シャロ(プロフ) - おかえりなさい！！本当だよね！また、暗殺教室やって欲しい！暗殺教室は僕の癒しだし！！(笑) (2018年7月9日 1時) (レス) id: 1472190f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2017年6月24日 0時
