第44話 DVDの時間 ページ45
カルマside
Aが女子とあんな風に楽しそうにしてるのを、俺は初めて見た。
どうやらAにも、友達ができたみたいだね。
渚「あの2人…仲良いんだね。カルマくん、声かけなくていいの？」
業「そんな事したら…これ、バレちゃうでしょ？ A達に気付かれる前に、行こっか」
渚「うん、そうだね」
業「渚くん、今日はありがとね」
渚「あ、いや…僕は何も。カルマくん、頑張ってね」
業「え？」
渚「カルマくん…朝比奈さんの事、好きなんでしょ？」
業「…まぁ、ね」
Aはかなり鈍感だから、きっと俺の気持ちには気付いていない。
このまま何も言わないでいたら…磯貝にAを奪られてしまうかもしれない。
それだけは嫌だ。
だから俺は決めた。
これを渡す時に、Aに告白しよう…って。
早く、Aにこの気持ちを伝えたい…
− 翌日 −
特にやる事もなかった俺は、Aを自宅に招く事にした。
Aを家まで迎えに行って、今は一緒に俺ん家に向かってるんだけど…
Aは緊張しているのか、いつも以上に喋らない。
それどころか、目も合わせてくれない。
業「…緊張してる？」
『…うん』
業「そんな緊張しなくてもいいのに。親なら旅行に行ってていないから」
『…そう、なんだ…』
俺ん家に着いてしばらく経っても、Aはまだガチガチに緊張していた。
業「DVDでも観よっか。この監督の作品、結構好きなんだよね」
『…その監督って…ソニック ニンジャの？』
業「そうだよ。よく知ってるね」
『…ケースの裏…』
業「え？」
『…そこに書いてある名前…一緒に映画を観た時に、エンドロールで見た』
Aの視力と記憶力に、俺は改めて感心した。
DVDを観てる間も、Aは緊張して居心地が悪そうだった。
業「Aったら緊張しすぎでしょ。ほら、こっちおいで？」
そう言って俺は、Aを自分の前に座らせる。
業「はい、そのまま俺に寄っかかって」
Aは恐る恐る、俺に身体を預ける。
そんなAを、俺はそっと抱きしめた。
『…えっと…この状態で観るの？///』
業「ん？ そうだよ。嫌？」
『…嫌じゃ…ないです。でも、恥ずかしい…///』
業「ちゃんと観てないと、話わかんなくなっちゃうよ？」
『…え？ あぁ…ちゃんと観ます///』
ごめんね、A。
Aがあまりにもかわいいから…ちょっと意地悪しちゃった♪
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みあ(プロフ) - さーやさん» コメントありがとうございます！占ツクご無沙汰状態だったので、コメント貰えて嬉しいです！ 夢主ちゃんと誕生日が一緒ということは…私とも誕生日が一緒ですね！わーい＼(^o^)／ 長編なので読むの大変だと思いますが、良かったら是非最後までお読み下さいませ…！ (2019年7月28日 13時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢主ちゃんと誕生日一緒です、、、 (2019年7月26日 22時) (レス) id: 1e39d637ec (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - みすずさん» コメントありがとうございます！ 読みやすさは私がお話を書く上で重視しているポイントなので、コメントを読んでいてすごく嬉しかったです！ これからも読者の方に愛されるお話、何より自分が満足のできるお話が書けるよう頑張っていくので、応援よろしくお願いします！ (2018年2月4日 13時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みすず - この作品大好きです！おもしろいし、何よりすごく読みやすいです！(すぐに読むのを諦めるので…)これからも頑張ってください！！ 長文失礼しました！ (2018年1月29日 21時) (レス) id: 32ee314352 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - キャンディットさん» な、なんと…！ ついに追いついてしまわれましたか(笑) これは本腰入れて執筆に専念しないといけませんね。作品を読んでもらえただけでもすごく嬉しいのに、こんな風に評価までしてもらえて本当に嬉しいです！ きちんと時間を作って更新がんばります！ (2017年8月23日 22時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2015年6月25日 17時
